JICA海外協力隊の世界日記

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第二回 原爆展in LAOS

原爆展はJICAボランティアにより、2004年から現在まで60か国で120回以上実施されていますが、前回の実施はラオスで「初」の原爆展でした。そして、今回実施場所を変え、4月24日にラオスの首都にあるビエンチャン中等教育学校で第二回原爆展が開催されました。

今回のオーガナイザーはラオス原爆展第一回目に引き続き、広島出身の花岡早織JV。そしてラオス各県から様々な職種のJOCVも協力し、合計8名での実施となりました。

参加してくれた学生さんは、中等教育の1.3.7年生が混合となった、おおよそ120人。(日本でいうところの中学1.3年生、高校3年生。)

当日は、平和について考えるアイスブレイクから始まり、日本の 広島・長崎の原爆についてや、ラオスに残る不発弾についても触れながら、原爆や平和について考えてもらうような構成になっていました。
その後、折り鶴が平和の象徴となった歴史について紹介されている絵本がラオ語で朗読されました。中等教育の生徒さんが、この日のために何度も何度も練習し、発表してくれたものです。すごく一生懸命でかわいかったです。

そして、折り鶴を一緒に折り、最後に 絵馬に願いやそれぞれの思いを記入しました。

第二回目ということで、第一回目開催時に感じたプログラムや運営の改善が取り入れられ、細部に渡って熟考されたものだったと感じました。

平和への願いを込めて生徒さんが記入した絵馬をみて、みんなそれぞれの思いや言葉で書かれており、「平和」という価値観は人それぞれだなと感じました。この一人一人の考える平和に向かって考え・行動することが平和への第一歩だし、それが一番大切なんじゃないかなと感じました。

日本語の履修もしている学生さんたちだったので、ちらほら日本語でもかかれていて、うれしかったです。

私の平和への願いは「健康にいられますように」と書きました。自分の健康と周りの人、そしてラオスの人の健康が守れるよう、そのために、日々すこし立ち止まって考え・行動していきたいです。

戦争の過去や未だに戦争の爪痕として世界最多に残っている不発弾などの暗い部分を持つラオス。しかし、人々が支えあい、寄り添い穏やかな暮らしを営むラオス。今後、国を支えていくであろう未来ある生徒さんたちが今回のワークショップをきっかけに「平和」について考え、ラオスがより良い国になっていくことを祈ります。

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