サバーイサバーイlaos日記(大竹隊員は帰国しました)

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大竹 恵実
栃木県

タイプ/職種
青年海外協力隊
助産師
派遣国
アジア
ラオス ヴィエンチャン市特別市
一言メッセージ
看護師3年、助産師5年の経験の後、青年海外協力隊としてラオスにやってきました。日本の医療との違いに衝撃の連続でしたが、ラオスの良いところに目を向け、“助産”というものを見直す良いきっかけとなっています。

 

カンボジアで栄養についてのワークショップをしました

2019.11.05

活動 生活

サバイディ(ラオス語のこんにちは。) 現在、わたしが活動していNPOでの活動紹介とその際の協力隊経験の活かし方第2弾 を今回お話できればと思います。 少し前にはなりますが、所属している団体、NPO法人あおぞらの活動として カンボジアの小学校に栄養に関する基礎調査へ行ってきました。 世界では、5歳の誕生日を迎えずに亡くなっていく子供が年間560万人いると言われています。その子供たちの命を脅かす大きな原因として、栄養不良があります。ここ、カンボジアでも栄養についての健康問題が指摘されています。 昨今の様々な研究から、“胎内にいる時から2歳の誕生日までの「人生の最初の1000日」に適切な栄養を摂り、ケアを受けられれば、子供が病気にかかりにくくなり、命や成長を守ることができる”ことが明らかになってきました。 協力隊時代にもラオスでの栄養失調問題をどうにかしたいという思いから、村に出向いての健康教育、また教育媒体となる母子手帳の改善に努めてきました。 JICA海外協力隊時代にチーム助産師で村に行って健康教育『ラオスの国民食カオピアックで栄養を学ぼう』ワークショップを実践してきました。 (以前の世界日記バックナンバー『 助産師JOCVがラオスの村へ行く!! 』で詳細をつづらせていただいています。)

その リバイバルシリーズとして、『カンボジアの国民食ノンボンチョックで栄養素を学ぼう!!』というお題で今回ワークショップをさせていただきました。 今回は、NPO 法人あおぞらの支援地である、カンボジア コンポントム州 ベン村にて2歳以下の乳幼児を持つお母さんを対象に、栄養のことを学んでいただく機会を提供したいと考えておりましたので「カンボジアの国民食であるノンボンチョックを一緒に作り、その中で使う栄養素を一緒に考える」というコンセプトで現地のみなさんとともに楽しむワークショップを開催することとしました。 ベン村に住む方達は、貧困層の家庭が多く、一日2食で生活する家庭がほとんどであるというお話も耳にしたので、現地の生活環境に合わせて、食事時間を調整すること、普段の食事に取り入れやすい食事メニューを選んだこと、など、現地の方々にこのあとも実践していただけるよう工夫してワークショプを企画しました。また、現地のみなさんが調理実習、実食もする楽しい参加型のワークショップとしました。 40人の地域の方々がカンボジアの小学校に集まり、初めての栄養ワークショップが開催されました。カンボジアで推奨されている栄養表には6大栄養素が記載されていますが、 参加してくれたお母さん方は、ほとんどが栄養素について具体的な話を聞いたことがなく、 何の栄養素があるのかも知らない、ということでした。 どのように栄養をとる必要があるのか、それはなぜなのかを説明する表を使いながらみなさんに説明していきました。 炭水化物には、どんな食品があるのか?などの質問に積極的に答えていただく場面もありました。 また、参加してくれたお母さんは、100%が完全母乳栄養育児でした。 母乳は、お母さんの血液から作られるため、お母さんの栄養状態が赤ちゃんの栄養に影響します。そのような、なんのために?どのように?栄養を摂取する大切さについても触れてお話させていただきました。

今回、私が感じたことは、『現地の人にとってどうしたら分かりやすく、実践しやすいのか』ということで、それは協力隊時代にとても大切だと感じていた事でした。 国は違えど、 現地に根ざした活動を心がけていきたいと初心を改めて思い出させてもらう良い機会でした。 協力隊を終えてから、引き続きこのような国際協力に 関わる事で、自分の今までの経験の引き出しから挑戦することや工夫することもでき 、協力隊時代の2年間が自分にとっても財産であると感じました。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。