JICA海外協力隊の世界日記

サバーイサバーイlaos日記

高校1年生に出前講座をしてきました

2019年12月9日、出前講座を地元の高校生にさせていただきました。

JICA海外協力隊には3つの役割があります。

(1)開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与

(2)異文化社会における相互理解の深化と共生

(3)ボランティア経験の社会還元

この三つ目の、「ボランティア経験の社会還元」に、このような帰国後の出前講座があります。 バックナンバー『帰国後、小学生6年生に出前講座をしてきました!』で綴らせてもらいましたが、帰国後の初めての出前講座は、小学校でさせていただきました。

・海外って?

・ラオスって?

・助産師って?

・海外活動するって?

そんなことを話させていただきました。

今回は高校生。 高校生1年生160名を対象に80分と過去最長、過去最大人数。 高校生の皆さんに自分は何を話すべきだろうか悩みました。

悩んだ末、協力隊経験だけでなく、そこから助産師として、一人の大人として、若い世代に伝えたいことを伝えたいな。

そう思うようになりました。

途上国では誠に残念ですが、多くの命が失われているのも事実です。

そのような現場を見てきたからこそ、やっぱり『命』を頂いている以上、大切にしたい。

そしてそのためには、自分がアクションしつづけていく事だな、そして、一人じゃなにもできないな。でも、自分なりの夢を 持って、そのためには、進みつづけていく事だと感じていました。 そして、これからを担う若い子にも、そうゆう勇気を持って欲しいと思うようになりました。 自分なりの『夢』や『夢を叶えるためにはどうしたらいいのか』を考える、そのきっかけになれる関わりができればいいなと思いました。

講演後、話を聞いてくれた生徒さんから感想をいただきました。

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私は今回、大竹恵実さんの講話を聞いて、世界の広さを知ること、そして自分の将来に対して考えることができました。自分自身の夢を実現させ、そのことを世界に発信するということを今まで考えたことがありませんでした。講話を聞いて、自分が将来なりたいもの(夢)はあるが、その後はどうするのだろう?と考えることができました。自分のやりたいこと、気になっていることをすぐに諦めたりせず、まずはチャレンジしてみるということが大切だと思いました。「一人じゃなにもできない」、「自分の力だけですべてやろうとせず、周りの人の力も借りてこそ自分のやりたいことができる。そのうえで、自分がどうしたいのか。」 しっかり考えたいです。

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今まで自分のやりたいことを実現させるために、考えたり、実行してみたり、様々なことをしてみたけど、自分にできないことは他の人に助けを求めるという言葉を聞いて、自分一人で追い込む必要は無いんだなと思いました。自分でやるということは大切だけど、一人じゃなにもできないし、誰かと協力して初めて夢が叶うのだと知って、自分の夢の幅や、やりたいことの可能性が広がり、大きくなった気がします。「人生は思い通りにいかないことばかりだけど、やりたいことはつきとめる!」という言葉を忘れず、夢を叶えたいです。

決して上手く話せるわけではあリません。

しかし、自分の体験や想いを伝えるということは、すごく大切なことだなと思いました。

私を通して、協力隊経験を通して、未来を担う高校生にお話しできたことはすごくよい経験をさせていただきました。

また、高校生からいただいたコメントも私自身とても励みになりました。

そして、このような機会を頂けたことも非常に大切ですが、それだけではなく日頃から、自分の伝えられることを周りの人から伝えていくことも大切なことではないかと最近は思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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