JICA海外協力隊の世界日記

カリブ海の小国・セントルシアでの防災活動日記

私の活動紹介⑧ ドローンによるマッピングと3Dモデル作成の指導

職場のドローン

職場には大型のドローンが2機あり、月に2回ほど訓練を行っています。しかし、これまでの訓練は飛行させてスナップショットを撮る程度に留まっていました。それでは災害対策には不十分だと考え、マッピングと3Dモデリングの方法を教えることにしました。なお、私はドローンの操縦で酔ってしまうため、あくまでも指導のみにとどめています(2機しかないものを壊したくないためです)。まず、3Dモデルやオルソ画像(地図にピッタリ合う合成写真)を作成するための手順をまとめました。高額な写真処理ソフトウェアを購入する余裕がないため、一切費用をかけずに行える方法を考えました。

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洪水後のドローン写真撮影から3Dモデル化とオルソ画像化

さて、教えてすぐに実践してみると、驚くべきことに一度で成功しました。何度も試しても失敗することはありませんでした。ドローンの操縦士(兼撮影者)が優秀だったのですね。近日、農業省で高価な写真処理ソフトウェアを導入する予定とのことでした。今後はそれを使わせてもらうことでより広範囲をカバーできるようになり、処理時間も大幅に短縮されることになります。将来に役立つ防災支援ができて私もひと安心です。

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