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インフラ省・ファイナンス省・ワールドバンクの仕事仲間（オレンジの方はインフラ省の事務次官です）

　ようやく日記がリアルタイムに追いつきました。

　2023年9月14日にNSDI会議 （National Spatial Data Infrastructure Consultation）が開催されました。NSDIとは国土空間基盤データのことで、簡単に言えば、国のGISデータです。セントルシアでも、特に2015年以降、データ整備が進んできています。今回、一定期間が経過したので、これまでの成果確認と今後の方針とスケジュールを決定する目的で開催された重要な会議でした。このために出席者も豪華で、大臣や事務次官などトップが参加しました。私の配属先も主要な関係機関なのですが、残念ながら私一人での参加とプレゼンになってしまいました。次回は上司と同僚の同行も期待しています。

Hon. Stephenson King インフラ省大臣と記念撮影

　この会議で、私はセントルシアでGISを活用した事例として、成果を発表する機会を得ました。内容は、国内初の実用的ハザードマップと災害発生後に行う現地調査を自動・リアルタイムに処理するダッシュボードの2点です。いずれもオンラインで参加・閲覧可能にしました。発表では、私から実演して見せましたが、実際に触ってもらえるようにとQRコードを配ったところ、みなさん試してくれたので良かったです。いずれもセントルシアの防災を画期的に変えるものなので、活用して欲しいですね。

　さて、私のプレゼンもその後の議論も成功裏に終わり、みんなでランチとなりました。その中で、出席者の一人が「無事に終わったし、これでいい年越せそうだ」と言っていました。「まだ9月だろ！」と思わず笑いそうになりましたが、一緒に仕事をしながら生活をしていると、時間の捉え方がそれくらい日本とかけ離れていることが分かります。どちらも善し悪しはあります。私の残り期間もわずか5ヶ月間となりましたが、こちらのやり方で楽しんでいきたいと思います。

プレゼン中の私