JICA海外協力隊の世界日記

カリブ海の小国・セントルシアでの防災活動日記

セントルシアの魚事情と魚料理

前回の海の話の続きとして魚について触れます。セントルシアの水産隊員も日記を書いておりますので、控えめに書きます。よろしければ、そちらもご覧下さい。

https://world-diary.jica.go.jp/komiyamashuichi/

魚はシイラ(Mahi-mahi)など、いかにも南国の魚がメインになります。マグロを網焼きして売ってくれる漁港もあります。上述の写真はニンニクなどの薬味が効いたマグロの弁当(約1,050円)で、これがセントルシアに来てから一番おいしかったと思います。さて、生魚はスーパーに出回らないので(あっても超が2つ付くくらい高額)、漁港や市場で買うしかありません。よくよく考えてみれば暑い国ですので(シガテラ毒・貯蔵・運搬の問題)、魚があまり出回らないのは普通なのですよね。海洋国だから魚というわけではなかったのが少し残念(勉強不足)。。。

外国人が市場や漁港で魚を現地価格で買うのはほぼ不可能らしいです。カリブ人ですら自国以外では難しいそうです。訛りか格好からか分からないそうですが、どういうわけか外国人だと見抜かれて、特別料金になるそうです(いわゆる「ぼったくり」)。一度、現地人である同僚がやられたのを目撃したことがあります。出張のお土産に魚を買っていたのですが、目を離した隙に魚が小っちゃくなったと長々と口論してました(私は早く帰りたい・・・)。職場に戻ったら大笑いされてました。本人は憤りを通り越して落ち込んでましたが。。。

さて、スーパーでは冷凍の切り身、缶詰や塩漬け魚が売っています。こちらの方達は、これらを使っておいしい料理を作ります。動画は、職場で教えてもらった魚料理を真似してみたものです。缶詰(主にチリ産)は、ツナ缶、サバ缶、ニシン缶、サーモンマリネ、オイル漬けの蠣やイワシなどがあり、日本の缶詰と遜色なく、おいしく食べられます。タラなどの塩漬け魚(ソルトフィッシュ、カナダ産)を使った料理はカリブの食文化になっています。冷凍切り身は、、、いまひとつですね。本当に魚(和食)が恋しくなったとしても、寿司などを出してくれる和食屋は2件?ありますので、何とかなります。(割高感はありますが)、割としっかりとした生寿司を食べることができます。写真は約3人前の寿司で、約1万5,000円でした。

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