JICA海外協力隊の世界日記

大きいブラジルの小さい街から通信

きっと懐かしくなる食べ物

 来年の今頃は日本にいるんだろうな。そんなことを最近ちょくちょく考えます。そこで、今日は、日本に帰ったら絶対なつかしくなる食べ物を3点紹介します

 まずは、トメアスの胡椒です。これは、私の中では、胡椒の概念を変える胡椒といって過言ではありません。ふりかけとして食べられると思うのは私だけでしょうか。

 トメアスはアマゾン地域最初の日本人入植地です。入植当時は、夕方になると獣の声が聞こえてきて怖かったと、入植者の方が子どもの頃の思い出を語ってくださいました。そのトメアスに胡椒は1940年代後半から60年代にかけて多大な富をもたらしたのです。(参考文献:https://nipo-brasil.org/archives/1041/ 日本ブラジル中央協会 最終閲覧2024/07/19)

 写真左上のお椀にはいったものは、お汁粉ではありません。アサイです。赤道近くのベレンやトメアスでは、アサイを食堂で頼むと味付けなしのアサイ汁がでてきました。これに好みで砂糖やキャッサバ芋の粉ファリーニャを加えて食べます。そして、なぜか、魚のフライと一緒に食べることが多いです。私の好みはトッピングなしの甘くないアサイ汁です。なかなか、これには自分の住んでいる地域ではお目にかかれません。現在、探索中です。

写真上段右:アサイはヤシ科の植物です。写真のほうきのように見える部分に実がついています。

 写真下段: トメアスとベレンを旅した時、街のあちこちでアサイ屋さんやアサイあるよの看板を見かけました。

 

 これもベレンで初めて食した果物です。カカオの実です。実を割ると中にはたくさんの種が入っています。その種のまわりについている果肉を食します。味も口に入れた時の感触も、東南アジアで食べたマンゴスチンに似ているように思いました。

 ベレン旅行以来、もう一度食べたいとずっと思っていました。絶対ないと言われていた任地ツパンのスーパーで見つけた時は手が震えました。

 種の中身がチョコレートの原料となります。

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