JICA海外協力隊の世界日記

ペルー国立自然保護区での2年間

息抜き。~リサイクル工作~

みなさんこんにちは。尾崎です。

今回は、現地で挑戦してみたリサイクル工作のアイデアをいくつか紹介したいと思います。

一枚目の写真は、お菓子の袋を使ってのブレスレット。

ここでは、ざっくりとした作り方を記載します。

もっと詳しく知りたい方は、以下のURLからページをご覧ください。

https://www.bricoblog.eu/manualidades-con-papel-reciclado-trenzado/

(スペイン語ですが、写真が多いので分かりやすいと思います。日本語でのキーワード検索がとても難しかったのでURLを載せました。)

<作り方(ざっくり)>

1.お菓子の袋を丁寧に展開し、2.5cm×6cmの四角形をたくさん切り出します。

(型紙を作っておくと楽。比率が同じであれば、5cm×12cmでも可能)

それらの四角形を半分に折って折って、折っていくと、“く”の字型のパーツができあがります。それらのパーツをどんどん連結させて完成。

連結にノリなどの道具は必要ありません。

<対象年齢>

手先の細かい作業が多いので対象年齢は12歳以上くらいでしょうか。

大学生くらいの人たちも楽しめるワークショップです。

<アレンジ>

連結の長さを変えれば、指輪にも、キーホルダーにもなります。

同じパッケージのものだけ集めて制作すると統一感のある柄になります。

ペーパービーズ

これは、古い雑誌を再利用してつくったブレスレットです。

ネットでも「ペーパービーズ」と検索すれば、作り方はでてきます。

日本でも結構有名かもしれません。

<作り方(ざっくり)>

雑誌を用意し、そこらから細長い二等辺三角形を切り出していきます。

その三角形を爪楊枝に巻き付けるようにくるくると巻いてゆく。

巻き終わりの最後、解けないようにノリを少し先端に塗る。

ノリが乾いたら、ビーズ全体に透明なマニキュアを塗り、乾くのを待つ。

乾いたら爪楊枝から外し、紐に通して完成。

<対象年齢>

爪楊枝にまきつける手順に、少し手先の器用さが必要ですので、12歳以上でしょうか。

小さい子たちは、お気に入りのビーズを選ばせるだけも楽しいかもしれません。

<アレンジ>

三角形の底辺の長さを変えたりすることで、

大きさの違うビーズができて、バリエーション豊かになります。

ブレスレットとしてだけでなく、カバンの目印に、

金具をそろえてピアスなどにも応用できます。

最後は、トイレットペーパーの芯でつくったお花。

作り方について

詳しくは、以下URLの動画を見ていただければと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=LmVsbDJbAEk&feature=youtu.be

(スペイン語です。見本は色画用紙だが、芯でも同じようにできる)

<作り方(ざっくり)>

芯を展開して、一枚の四角い厚紙にします。

丸くくり抜き。中心にむかってぐるぐるとハサミをいれていきます。らせん階段のように。一本の太麺のようになります。それをすこし水に塗らし柔らかくします(濡れた手で触る程度)。それを外側の端からくるくると巻いていきます。バラをイメージしながらするといいかもしれません。乾けば完成です。

<対象年齢>

ハサミをつかいますが、すでに切って事前に用意しておけば、

5~6歳の子供からでもできるワークショップだと思います。

<アレンジ>

トイレットペーパーの芯だけでなく、色画用紙などでもかわいい花が作れます。

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以上が、私が挑戦してみて、予想以上に簡単で可愛くできた工作たちです。

これを子供たちや大人向けのワークショップ化、

リサイクル工作のアイデアの展示を、現在検討中です。

これらの工作を始めたきっかけのひとつとして、

子供がポイ捨てをしている場面をみかけたことがあげられます。

きっと、目先にある食べ物をたべたら満足してしまって、

包まれている包装紙だとか、袋のことは全く考えていない。

そしてとりあえず自分から離れれば、すべてOK!のような

思考回路だったのでしょう。たぶん、関心がないのだと思われます。

そういう子供たちに、

自分たちの出したゴミに、関心を持ってもらえるように、

なにかできることはないかなと考えたときにリサイクル工作に出会いました。

興味関心の入り口を、「廃棄物!ゴミ!」などとするよりも、

「楽しい、かわいい、カラフル、美しい」としたほうが

より多くの人に話を聞いてもらいやすいと思ったのです。

なので、「楽しかったね~!」で終わらせず、

アクティビティの最後にしっかりと

「ゴミ問題の現状」や「ゴミのゆくえ」について、

数分ほど解説してみてもいいのかもしれません。

配属先はゴミ処理関係の機関ではありませんが、

保護区でもゴミは毎日出ますし、

人間、社会の中で生活している以上、ゴミの問題はいつまでもくっついてきます。

自分の出したゴミに対して、

世界のゴミ問題に対して関心が持てる人を、

このリサイクル工作を通じて増やしていけたらと思います。

おざき

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