JICA海外協力隊の世界日記

ペルー国立自然保護区での2年間

保護区の動物紹介~私のお気に入りの鳥たち~

こんにちは。

今回は、私が愛してやまない保護区の動物たちを紹介します。

まずは、フンボルトペンギン(学名Spheniscus humboldti)

大きさ:60-70cm、体重:4.5-5.0kg、生息地:崖、沖合、エサ:魚

愛くるしいポイント:

まず、体のフォルムが美しいですよね。写真ではうまく見えませんが、キリッとしている目もかっこいいです。ペンギンは潜るときに、もう一つの透明な瞼をもっていて、それをゴーグルの代わりにして魚を追っかけています。

そして、案外重たい。小柄だし軽いだろうと思って持ち上げたとき、予想以上に重たく、力強く、骨太でずっしりとした体をしているんだなと感じました。きっとこれは潜水するのに有利な体のつくりなのでしょう。

そんな彼らの骨格なのですが、とても面白いです。Googleなどで「ペンギン_骨格」などと調べてみてください。まるで、空気椅子に座っているかのような体勢です。

あとはなんといってもオシリ。尾羽というか、尻尾?の部分が愛くるしいと感じます。

ペルーとチリの沿岸部を流れる、フンボルト海流に沿って生息していますが、日本の水族館、動物園などでも見られるようになっています。

シロチドリ(学名Charadrius alexandrinus)

大きさ:15 - 17 cm、体重:34 – 58g、生息地:干潟、浅瀬、エサ:虫など

愛くるしいポイント; 

まず、この丸くてフワフワとしたフォルムがかわいいですよね。時々、パラカスに吹く強い風に吹き飛ばされそうなときもあるのですが、踏ん張って耐えている健気な鳥です。

かわいい見かけですが、素早いです。スサササーという感じです。親鳥が雛を連れている時もあり、必死に親鳥にくっついて走る光景がまた微笑ましいです。この白さと、このボールのような体形、なんだか他人とは思えません。

日本では、干潟などで見られると思います。

アオアシカツオドリ(学名:Sula nebouxii)

大きさ:80cm、体重:150-220g、生息地:海、食べ物:魚など

愛くるしいポイント:

目ですね。このマル描いてチョンのような、目がかわいいです。あとは、嘴や翼、流線型のボディがなんともかっこいいといいますか。とぼけた表情と、ボディのギャップが好きです。あとは、ちょっと大きく、陸では扱いづらそうな足も。同僚から聞いた話、カツオドリは大人になるとだんだん視力が弱ってくるそうです。理由は、海中の魚群をめがけて猛スピードで急降下し魚を捕るその行為、海面と接触する際、目にダメージを受けるとのこと。もっと上手に進化をしていってほしいなと思いますが、そこもふくめて、なんだか応援したくなります。

今回紹介した3種以外にも、遠くから旅をしてくる鳥もいれば、いつも漁師のおこぼれにあやかって生活をしている鳥もいます。ひとくくりに「鳥」といっても、それぞれの種によって、色、形、生活スタイルは全く違います。

我々も100人いれば、100通りの人生があるように、彼らのひとつひとつの個体にもそれぞの人生が、いや鳥生があるんですね。

そうやって、彼らを観察してみると、

彼らの気持ちが見えたりするんですよね。

おなかがすいているのか、眠いのか、怒っているのか。

鳥だけでなく、犬や猫、魚だって、

観察してみるとなんだか微笑ましく思えて癒されます。

私は頭の中がいっぱいになった時は、海岸まで鳥を見に行くことにしています。

唯一の落ち着ける時間です。

みなさんも、自分にとっての癒しを探してみてくださいね。

私は動植物観察をお勧めします。

おざき

写真提供:志田

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