JICA海外協力隊の世界日記

ペルー国立自然保護区での2年間

ペルーの秘境~私が選ぶBest3~

こんにちは。

突然ですが、みなさん、旅は好きですか?

私は好きです。

なぜなら、新しいものに出会えたり、感動を与えてくれるからです。

今回は、そんなペルーの旅の中で「おおお!!」と

思わず感動してしまった秘境をいくつか紹介します。

1枚目の写真。クエラップ要塞/チャチャポヤス

北のマチュピチュとも呼ばれるクエラップ要塞は、標高3000mの山の頂に築かれた高さ約20m、長辺約600mにもおよぶ石造りの巨大建造物。

石造りという手法で、よくここまで大きな要塞が作れるな、、、と感動。

山の頂上に、しかも、今から約1200年前に。

また、この要塞への入り口はとても細く足場が悪いです。

しかし、これは逆に敵からの侵入を防ぐという意味も兼ねているそうです。よく考えたな~、と感心しました。

この場所は空気が澄んでおり、苔もよい具合に茂っていて、

とても気持ちの良い場所でした。

アマゾン・レスキュー・センター/イキトス

熱帯雨林とアマゾン川に囲まれた都市イキトスの、アマゾン・レスキュー・センター。そこでは、保護された野生動物が自然回帰できるようにリハビリや治療などを行っている。そのなかでも、とくに印象的な動物が、「マナティ」。様々な事情で保護されたマナティにエサを与えることができ、そのエサやりを通じての触れ合いがとても良かった。

とにかく。とにかく、マナティがかわいい。

つぶらで無垢な瞳がたまらない(あんまり目は見えないらしい)。

むしゃむしゃと水草を食べていている。

愛くるしいボディをそっと撫でることで、

より一層愛くるしさが増すという無限ループ。

そして、なにより驚くのはその口の構造。

まるでプレデターのように口が横にグワッと開いて、

水草を挟んで食べるというか、取り込むというか・・・・

説明がうまくできないので、ぜひ一度自分の目でみてください。

アマゾン川の生態系を支える重要な生物でもあるマナティ。

この純粋無垢な彼らが、いつまでも幸せに暮らしていけるアマゾン川であり続けることを祈ります。

ノルジャウジョ景観保護区/リマ

ペルーの首都リマより約6時間。標高約3000mの山間部にある自然保護区。2001年に指定された国第一号の景観保護区で、とにかく、景観が素晴らしい。

黄金に輝く大平原がどこまでも続くかと思えば、

突然、渓谷に迷い込み、そびえたつ左右の崖に圧倒され、

トンネルをくぐれば、そこにはコバルトブルーの美しい湖がお出迎え。

終始、景観の美しさに感動しっぱなしでした。

悔しいのは、写真だとこれらの美しさが半減していること。

(私の技術の問題かもしれませんが)

ひとつの保護区内であるにもかかわらず、

多様な景色と出会うことができます。素晴らしい。

私の、ペルーお気に入り場所第2位です。(ちなみに1位はパラカス)

この他にも、

・紀元前より、砂漠の民が考え出したカンターヨ送水路。当時の土木技術の高さに感心。(ナスカ)

・乾燥林の中に突如現れるピラミッド。その頂上から眺める景色が、とても壮大。(チクラヨ)

・世界第3位の落差と呼ばれるゴクタの滝(771m)。滝を下から見上げた時の、スケールの大きさへの感動と、マイナスイオンに癒される。(チャチャポヤス)

・アマゾンにて、雨期で道が浸水した場所を小舟で渡ったとき、水面が鏡のようになり、緑が360度取り囲む世界に感動。(イキトス)

・ペルー最高峰の山に潜む、エメラルドグリーンの湖。湖と、山と、空の色がおりなす抜群の景観に感動。(ワラス)

・FOCA島。オットセイのコロニーや、海鳥などを間近で観察でき興奮。(ピウラ)

・チチカカ湖上に住む人の、生きる知恵や、植物との共存関係に感心。

などなど。どれも本当に素敵な思い出。

今でも脳裏に焼き付いております。

ガイドブックでは取り上げられないペルーの秘境、いかがでしたでしょうか。私の想いは、届きましたでしょうか。

ペルーは本当に面白い場所ばかり。

とても一つの国とは思えないほど。

そんな国に滞在できるのもあと1か月ちょっと。

時間の許す限り、新しいものに出会いたいと思います。

おざき

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