JICA海外協力隊の世界日記

まるはば☆morocco

活動の目標と4つの柱

活動の任期も半分の1年を終え、先月JICAモロッコ事務所にて、これまでの活動を振り返る中間報告を行いました。

1年目は、右も左もわからず、その時その時、ニーズと自分にできることを探り探りでしたが、

2年目に入り中間報告も終え、全体像が見えてきて色々な事を結びつけ、少し広い視野で考えることができるようになってきた気がします。

そこで改めて、目標と活動の4つの柱を紹介したいと思います。

目標

医療施設の環境、スタッフの働き方・医療観、提供される医療・・・日本とは全然違います。

そして、残念ながら、日本では助かる命もここでは治療ができないということもよくあります。 

そこで、医療サービスの質を少しでも改善し、住民の健康促進につなげるというのが活動の大きな目標です。

さらに、自分の派遣された背景や現状・今後を考え、私の帰国後も、現地のスタッフが医療の質をよくするための活動を続けていけるサポートが必要であると考え、そのためのシステム作りを目標にしています。

そこで、そのための4つの柱です。

①県5S-KAIZENプロジェクトの組織化(システム化)

配属先である県の保健省が、今後も自分達で活動を継続していけるように、5S-KAIZEN委員会を機能させ、運営していけるサポートをする。

②5Sパイロット施設の向上、パイロットから他施設への5S普及

前任のボランティアのパイロット施設で5Sが導入されている6施設をフォローし、継続・向上をサポートする。

また、そのパイロットの施設から県内の他の施設へ5Sを普及していくサポートをする。

③KAIZENステップの導入 

同僚から強い希望のあった、KAIZENステップの研修・導入をパイロット施設で実施する。

④他県への5S-KAIZEN活動成功事例の共有

モロッコ国内で5Sが導入されている医療施設は、まだ数県で、私の任地は成功事例でもあるため、他の県での導入・普及の援助をする。同時に、私の任地の人々のモチベーションのアップにつなげる。

この4つの柱のもとに、活動の目標が達成できるように、2年目も工夫していきたいと思います。

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