JICA海外協力隊の世界日記

蒙古大陸放浪記

旧正月~お祝い~

Сайхан шинэлсэн уу? (サイハン シネレスノー?)
よいお年を迎えましたか?


”旧正月~初日の出~”に引き続き、ツァガーンサル(旧正月)のお祝い編です。


家族をとても大事にするモンゴル人。
旧正月は、家族・親戚を訪問し、新年の挨拶をします。
兄弟→親→祖父母の順に、順番に目上のひとの家庭を訪問するそうです。
徐々に人数が増え、大名行列のようになるとか?!


残念ながら、田舎の様子はお伝えできないのですが、キャンプ場でお祝い体験をさせて頂いたので、その様子を紹介します。


まずは、飾りつけのようす。


どの家庭にも、羊肉(上記写真:左)とヒウィンボーウォ(写真:右)と呼ばれるお菓子が置かれます。

ヒウィンボーウォの飾りつけは家庭によってさまざま。
アーロール(乳製品)、飴、チョコレート、角砂糖などいろいろなものが載せられていました。
てっぺんは、まつぼっくりの形のボーウォ(小麦粉で作った揚げドーナツのようなもの)。

羊は一頭を捌くそうで、飾り方も迫力がありますよね。
ちなみに白い部分は羊さんのお尻(しっぽ)の部分です。




さてさて、もちろん人間も着飾ります。 モンゴルにはデールと呼ばれる民族衣装があるのですが、老若男女みんなデールを着ます。

わたしたち協力隊員も、自前のデールを着ました!
色も形もさまざまで、すごく華やかでしたよ!

全員が集まると、目上の方への挨拶から順番に行います。

ハタグと呼ばれる青い布を腕に載せ、お互いに差し出した腕を上下に重ね、ほっぺたにキス。
そのとき、目上のひとの腕が上、目下のひとが下になるように重ねるそうです。
"Амар байна уу?"(アマル バイノー?)
"Сар шинэдээ сайхан шинэлж байна уу?" (サル シンデー サイハン シネレジ バイノー?)
などと挨拶をします。



挨拶のあとは、お待ちかねの食事タイム!

お粥(白い食べ物を食べるようです)に始まり、ボーズ(羊肉の蒸し餃子)、アリヒ(モンゴルウォッカ)を頂きます。
何軒もお宅訪問すると、ボーズ合計100個…なんて話も聞きますが、今回は”体験”だったので、作って頂いたサラダなどに併せて、適度においしく頂くことができました。

あとはみんなでワイワイ、楽しく時間を過ごしました。

今回お世話になったオユンさん始めキャンプ場のスタッフのみなさんに感謝です!



モンゴルの旧正月の雰囲気が少しでも伝わったでしょうか?



それでは、Баяртай. (バヤルタイ)

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