JICA海外協力隊の世界日記

蒙古大陸放浪記

モンゴルの冬

Сайн байна уу? サイン バイノー?

この冬は寒くなる!と言われていましたが、12月下旬までは-10度から-25度くらいで、湿度が低く、風もあまりふかないモンゴルは、想像していたよりも寒くありませんでした。さすがに20分以上外を歩くと、身体の末端から痛みを感じるようになりますが…。

それが、ここ1週間ほどは-30度を下回る日が多くなっています。-37度を記録した日には、「きたきたーーー」とテンションが上がってしまう自分がいました(笑)

そんな『モンゴルの冬』をご紹介。

1、大気汚染

最近日本でもモンゴルの大気汚染がニュースになったようなので、ご存じの方もおられるかもしれませんが、冬の大気汚染は深刻です。首都部を取り囲むように広範囲に広がるゲル地区には、パールと呼ばれる暖房器具が設備されていない家庭が多く、石炭ストーブで暖をとっています。また、火力発電所からも煙がもくもく出ており、その煙が街中に溜まり、一面霧がかかったように白くなってしまいます。一歩外に出て煙臭さが漂うと、「あぁ今日は一段と寒いんだなぁ」と寒さの指標になっていたりします。
写真1は、ゲル地区の朝の様子です。夏場は奥の方までクリアに見えていました。

2、まつげが凍る

外を歩けば写真のようになります。まず、鼻で息を吸うと鼻水が凍って、鼻の穴に違和感が生まれます。口呼吸でもしようものなら、咳き込みます。そして、呼吸することによって蒸気がまつ毛や眉毛につき、それが凍って白くなります。

3、雪の結晶

歩くと、片栗粉みたいにきゅっきゅっと音がする雪質。気温が低く、すぐに溶けないので、キレイな雪の結晶を見ることができます。最近、はじめて花模様の雪の結晶を見ました。こんなかわいいのもあるんですね〜

それでは、Баяртай. バヤルタイ。

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