2020/04/02 Thu
活動
エラコー村 アウトリーチ
こんにちは。
今回は3月9~13日に行われたアウトリーチについて紹介します。
エラコー村とは、首都からとても近い村ですが、森や草むらが多く、
村の全貌が分かりにくい地域です。
私も昨年、5回は訪れていますが、子どもの家などを中々覚えられずにいました。
(似たような家や教会、道がとても多いため、手書きの地図やGoogleマップを駆使)
なので、私が道を覚えるためにも、そしてこの村を知るためにも、とても良い機会でした。
今回のアウトリーチの主な目的
*新規クライアント(障害のある方)の発掘
*クライアントのフォローアップと情報の更新
*看護師による耳鼻科と健康診断(血圧・血糖値の測定)
*理学療法士による身体の動きのチェックや体操メニューの提案
基本的には、家庭訪問スタイル。
村の障害者グループをまとめている方が指揮を執り、数グループに分かれて家庭訪問を行いました。
この日は、精鋭女子メンバーで10件ほどのお家にお邪魔しました。
(写真:奥から、理学療法士さん、看護師さん、私の同僚、私)
昨年までは子どもしか見ていなかったのですが、
今回からは大人の方にも多く関わらせていただきました。
私と同僚は医療関係者ではないので、話を聴くことに徹しました。
みんな優しい方々でした。
おしゃべり好きのおばあちゃんや、恥ずかしがり屋のおじいちゃん。
ほとんどがお年寄りの方でしたが、
80歳になっても、なお元気な方が多くいて、驚きました。
中には若い方もいらっしゃいました。
これまで余り実感していませんでしたが、糖尿病の方も何名かいらっしゃいました。
かなり重症の糖尿病と闘病されている方にもお会いしました。
数週間前から、水しか飲めなくなっており、今週からはほとんど話すのが困難になっているとのことでした。
私としては、すぐにでも病院で点滴を入れてもらった方が・・・と思う状況でしたが、
看護師さんは「明日病院にいこうね。予約入れておくからね。」と落ち着いて声を掛けていたのが不思議でした。
「なんで?今日、今すぐにではないの?」とその場では思いました。
でも後から考えると、
もしかしたら、最期はお家で見守ることを看護師さんは考えていたのかなとも、思いました。
考えることがたくさんあったアウトリーチ。
ですが、やはり体力勝負のアウトリーチでもありました。
さすがに暑い中、一日歩き回るのに、私はくたびれてしまいました。
夕方、やっと終わるぞ~と思っていたら、
同僚は突然両手いっぱいにお花を摘み始めました(笑)
バヌアツの女性はお花が好きな方が多く、よく身に付けています。
もちろん、可愛いのですが・・・
私は「なんで、そんなに元気なの!?」というツッコミを心の中でしていました。
笑いあり、お祈りあり、そして悲しいこともあったアウトリーチでしたが、
相変わらず元気なバヌアツの人々。そのたくましさ、明るさはどこから来るのでしょうか?
またバヌアツに帰ったら、聞いてみたいなと思います^^
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
次回は、タンナ島を紹介していきます。
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