JICA海外協力隊の世界日記

ゆっくりのんびり、一歩ずつ

ひまわりだより 後編①

こんにちは。

前々回に引き続き、西田ひまわりさんにバヌアツに来て感じたことについて紹介して頂きます♪

※ご本人のご協力により、掲載させていただいております。

******************************************

氏名:西田ひまわり
隊次:2019年度9次隊 (短期)
職種:感染症・エイズ対策

こんにちは、お久しぶりです!

前回に引き続き、私のバヌアツ暮らしを紹介いたします。

今回の話題は私のパワースポットとも言える首都ポートビラの市場です。

ポートビラの市場

私がバヌアツで一番好きな場所といえば…?

市場(マーケット)です!

広いオープンスペースでアイランドドレスを着た女の人達が、それぞれ自分に割り当てられた木製テーブルの上に色とりどりの果物・野菜を自分流に並べて売っています。

市場と聞くと、「いらっしゃい!いらっしゃい!」と声を張り上げているイメージがありますが、
食べ物を売っている女性達は地べたに座って雑談しているか、
心あらずの様子で考え事をしてどこかを見つめているか、おかまいなしに寝ているかでバヌアツらしいマイペースさがうかがえます。

おかげで誰にもせかされずに美味しそうな野菜・果物をじっくり選び、新しい食べ物をいくつも発見する事ができました。

季節に合わせて新鮮な野菜や果物が市場に並ぶため、その日ごとにラインナップが変わり、毎回訪れる度にわくわく楽しみでした。

一月下旬のマーケットでは、バナナやパッションフルーツ等の鮮やかな黄色対アイランドキャベツ(ねばねばほうれん草!?)とチンゲンサイ等の青々とした緑色が目に飛び込んできました。

二月に入って黄色の比率が減ってきたなと感じていると、
三月には衣替えをしたかのように市場は緑色の野菜と果物に埋め尽くされていきます。

バヌアツに到着した頃にハマったパッションフルーツは日に日に少なくなり、あっという間に市場には、皮も緑のアボカド、ナオス(ナッツ青りんご!?)、緑グレープフルーツが並べられ、私のお気に入りの果物もパッションフルーツからナオスへとシフトしていきました。

バヌアツでは2018年12月頃にマーケットでも使い捨てプラスチック製品の使用が禁止となったため、
市場で買い物をすると一切プラスチックごみが出ず、買い物を通してバヌアツの方々を応援する事ができ、環境にも考慮したライフスタイルで過ごすことができます。

これは市場に限らずスーパーでも同様で、輸入品以外の物はほとんど包装されておらず、買った野菜を入れる為の袋は何回も使用できるネットになっています。
その一方で日本では、バナナは皮をむいて食べるにも関わらずバナナがビニール袋に包まれ、さらにコンビニなどでは一本ずつ個包装されて売られています。
プラスチックトレーの上にのった食べ物は上からビニールがかぶさり、またその上からラップで一周包まれているありさまが日本では普通です。

日本はゴミ大国であり、使い捨てプラスチックの排出量で世界二位になっているという現実を目のあたりにしました。
バヌアツでは包装されていないので、いたんでいたり、変色したりしたものもありましたが、品質には問題なく美味しくいただきました。

季節の移り変わりを目と鼻でじっくりと感じながら、新鮮な食べ物をゆっくり選ぶ、毎回新しい発見がある、この市場は私を幸せにしてくれるパワースポットです。

最後の写真はマーケット内にあるフードコートです。ここではバヌアツの家庭料理も食べることができます。
ボリュームたっぷりのメニューばかりです。
この日のお昼はご飯とチキン、芋と野菜の盛り合わせでした。新鮮なココナッツウォーターも飲むことができます。

次回は「ひまわりだより 後編②」として、ホームステイした際に感じたことについて紹介していきます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ