JICA海外協力隊の世界日記

ゆっくりのんびり、一歩ずつ

バヌアツのことば

こんにちは。 バヌアツに来て、半年が経ちました! 私は活動当初から、小さいショルダーバッグを身に付けていました。 最近になって、1人の同僚が「僕もユリのバッグが便利だと思って、真似してみたんだ〜」と見せてきました。 ちょうど服装も何となく、お互い同じような格好をしていたので、一緒に写真を撮らせてもらいました。 自分が気付かない間に、周りの人に影響を与えていたのかな?と思うと、何だか嬉しいですね。(まさか、バッグを真似してくれるとは!笑) それでは、今回のお題「バヌアツのことば」について紹介しますね。

バヌアツには、英語とフランス語、ビスラマ語の3つが公用語になっています。 植民地時代の名残りだと思います。 写真は、ビスラマ語で書かれた絵本です。 私たちボランティアは、現地語であるビスラマ語を数週間学んでから各配属先で活動を始めます。 これは、ほとんど英語と似ていますが、独特の単語や語順があるのが特徴です。 例えば、海「sea」を塩水「solwota」、食べ物「food」を「kakae」と表現します。 慣れてしまえば、英語よりも使いやすい言語だなぁと思います。 話し言葉に重きを置いているので、単語のつづりもみんな適当に書いている傾向があります。 私は幼児さんとお母さん相手の活動なので、ビスラマ語を毎日喋っていますが、省庁配属の隊員は英語を使っている人も多いらしいです。

でも、バヌアツ人にとって、母国語は「島のことば」である人が多いそうです。 方言ではなく、島や村によって言葉が全く違うのです。 例えば、「おやすみなさい」についてです。 ビスラマ語では英語と同じく「Good night」 、エラコー村では「エンボン」 、アンバエ島では「ボンガレア」、 ペンテコス島では「ボンウィー」と表現するそうです。 つまりバヌアツ人は、島のことば、ビスラマ語、英語かフランス語(学校でどちらか選択するそうです)の3言語を話せる人が多いです。 英語さえ危うい私にとっては羨ましい限りです。 ちなみにビスラマ語が作られる前は、砂絵で他の島の人と意思疎通を図っていたらしいです。私の同僚は、この前クラスの子どもに砂絵を教えていました。 (ひょっとして、砂絵も受け継がれているのかも) 今回はこの辺りで。 次回はバヌアツの食べ物について紹介しますね。 Ale,tata! (アレ、タタ) ※意味「それでは、またね!」

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