JICA海外協力隊の世界日記

ゆっくりのんびり、一歩ずつ

カバ

こんにちは。 最初の写真からして、怪しい雰囲気が漂っていますが、これは職場の人とカバを飲んだ時のお話です。 今回は大洋州エリアで親しまれている「カバ」について紹介します。 カバとは、コショウ科の木の根を粉末にし、水で混ぜた飲み物です。 日本でいう、お酒のようなものです(ただしアルコールは入っていません)。 注意事項として、 飲む前に心の準備が必要です。 味わうのではなく、一気に飲み干します。 量は調整できますので、最初は「スモールノモ」(現地語で「少しだけ」という意味)と言い、50vtコインを渡しましょう。 空腹時に飲みましょう。 大人だけが飲みます。

ご覧ください!この土の色と同じカバを。 ではなぜ、心の準備までしてカバを飲むのか。 カバの量にもよりますが、心を落ち着かせる作用があるみたいです。 バヌアツでは、結婚式やお葬式などの儀式として、カバを飲む習慣があります。 また日本のように気軽に外食へ行ける環境ではありません。 レストランなどはとても高いです。 なので、現地の人と交流するためにカバを飲みに行くのも1つの方法かもしれません。

カバが飲める場所は「ナカマル」と言います。(上の写真) 地域のあちこちにあります。 もちろん、カバだけではなく、ローカルフードもお手頃価格で売っているので、無理にカバを飲む必要はありません。 あと、虫が多いので、虫除けスプレーをしていくこともお勧めします! この時、初めて職場の人と一緒にカバを飲んだのですが、とても喜んでくれました。 時間と場を共にすることは、この国ではとても大切なのかなと思いました。

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