JICA海外協力隊の世界日記

アフリ感 in Botswana

世界の56ヶ国にとって特別な日

今日はCommonwealth Day(コモンウェルスデー)。毎年3月の第2月曜日にある行事です。

今年は3月13日(月)にあり、かつてイギリス領だった国々がこの日を一斉に祝うという日です。

ボツワナもかつてはイギリス領だったので、学校行事として、Commonwealth Dayを行っていました。

かつてイギリス領でこのCommonwealth(連邦)に加盟している国は、世界に56ヶ国もあるそうです。この国々には共通する文化や宗教、そして言語もほとんどが英語を使うなど、共通点が多くファミリーみたいなものなので一緒に祝うそうです。ボツワナは1966年に独立したそうですが、この歴史や文化を後世に伝える役割がこの行事にはあるということを校長先生はおっしゃっていました。

 任地のこの学校ではコロナの対策として全員一斉に行事をするのではなく、低学年、中学年、高学年と3グループで行事を行っていました。

 だいたいの共通する内容は、国歌を歌い、先生のスピーチとお祈りがあり、生徒たちによる、ボツワナ文化やこのCommonwealth Dayに関わる歌や、ダンスのエンターテイメントがあり、そのあとに生徒によるスピーチがありました。

内容について、少し写真と一緒に紹介します。

プレスクールの生徒による色々な国の民族衣装のファッションショー。

CWDファッションショー.jpg

ボツワナだけでなく、レソトやエスワティニ、南アフリカの民族衣装を着ていました。

オリンピックの入場行進のように華やかでした。

生徒による歌やスピーチ

CWD 各国国旗.jpg

生徒によるダンス

CWD.jpg

生徒によるポルカというダンス

CWDポルカ.jpg

写真では伝わりにくいですが、どれもすごく盛り上がっていて、楽しかったです。

今日は先生たちのドレスコードはレテイシ(ボツワナドレス)でした。

スピーチの内容の中に自由や平等、違いの尊重、協力や平和などがあり、なんとなくですが、このCommonwealth Dayを通して、伝えたいことはこういうことなのかなと感じました。

このような行事は日本にはないので、ボツワナで初めて知りました。かつてイギリス領土だった国同士で平和や協調について考えたり、子どもたちに教えたりする素敵な行事だと思います。同時にボツワナ文化としてのダンスや歌も生徒たちが披露していて、この素敵なボツワナ文化が後世へとつながっていくのを感じました。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ