2023/03/17 Fri
文化 生活
なんでも作っちゃうからすごいんです。
近所の子供たちが色々な遊びを教えてくれます。
前々回の記事「Fesでボツワナ文化」
で書いたMmhele(ムヘーレ)というゲームが私は楽しかったので、近所の子も知ってるのかなと思って聞いてみると、「知ってる!!やろう!!」と言ってくれました。「でも私はこのボードゲーム持ってないよ?」って言うと、家に取りに帰ってくれました。私は前にFestivalでやった、これを持ってるのかなと思ってたのですが、
持ってきたのは黒のクレヨン1本。
「伝わってなかったのかな?どうゆうこと?」と私が不思議な顔をしていたら、ごみ箱にあったきれいな段ボールを破って、それにクレヨンで書いてボードをすぐに作ってくれました。
前回別の人達とやったときに、瓶ビールの蓋でやっていたコマはどうするのかな?と思っていたら、もう一人の子が、近くに落ちている石と、ガラス片を拾ってきてくれました。
なるほど。前回黒VS灰色だったコマは、石VSガラス片でやるのかとこの時やっと理解しました。
私はてっきり、誰かが前やったときみたいなボードゲームを持ってきてくれるのかと思っていたので、予想外の展開に驚きました。でもどの子もこのゲームを知っていて、シンプルでわかりやすく楽しめるゲーム。自分で作るという発想がなかったですが、これなら日本に帰ってもできるやん!と思って、うれしくなりました。
別の日ですが、他にもDiforisi(ディフォリシ)というすごろくみたいなもの教えてくれました。
これも、めちゃくちゃ面白いんですが、説明すると長くなるので、次の記事で説明します。
そして、今までよくやっているを見るのは、Wol(ウル)日本でいうゴム跳びです。
写真では毛糸は見えないですが、ボツワナでは毛糸を使います。
ジャンプ力が全員、走高跳の選手なのかなと思うくらいすごいです。
そして、Koi(コイ)とツワナ語では言いますが、縄跳びでもよく遊んでいます。縄はタイヤをくくっていた、ロープを切って作っていました。
日本の縄跳びは同じ方向にずっと回しますが、ボツワナの縄跳びは、色々な回し方があって、特殊です。
例えば、3回回して、反対方向に3回回してを繰り返したり、歌に合わせて、回し方を変えたり、
足元をだけでなく、1回おきに頭の上で回すやり方もあり、跳ぶ方も難しいです。また、日本の大繩よりリズムが早いと思います。
最後に紹介するのは
Diketo(ディケート)です。
マルーラの実(ピンクの人が手に持っている実)を投げている間に掘った穴の中の石を出したり入れたりします。
(この日はマルーラの実を投げてましたが、石のときもありました。)
日本のお手玉に似ているなぁと思いました。
実を高く投げて、まずは全部の石(10個)を外に出し、次に投げている間に1個、また次に投げている間に1個と穴の中に戻していきます。マルーラの実を落としたら、次のプレーヤーに順番が回り、10個を外に出すところから始まります。
1個ずつがコンプリートすれば、2個ずつ、3個ずつと入れる数が増えていきます。10個ずつ入れるができたら勝利です。
私はこの遊びは、めちゃくちゃ苦手です。
遊ぼう!と言ったら、縄ひとつでもボードゲームでも買ってこよう!ではなく、
作ろう!という発想がアフリ感です。
少し前にも、自宅の棚のネジ穴が壊れて取っ手が外れてしまって困っていたら、枝を拾ってきて、ネジ穴サイズに枝を削って、修理してくれました。別の機会には、ドアの修理をする人が、マイナスドライバーがなくて、どうするのかな?と思ったら、太めの釘をコンクリートブロックにこすって、削って、大きさに合わせたマイナスドライバーその場で自分で作っていました。驚きの連続です。
子供も大人も、身の回りにあるもので、必要なものを作るボツワナ人の器用さにはいつも感心しています。
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