JICA海外協力隊の世界日記

アフリ感 in Botswana

なんでも作っちゃうからすごいんです。

近所の子供たちが色々な遊びを教えてくれます。

前々回の記事「Fesでボツワナ文化

で書いたMmhele(ムヘーレ)というゲームが私は楽しかったので、近所の子も知ってるのかなと思って聞いてみると、「知ってる!!やろう!!」と言ってくれました。「でも私はこのボードゲーム持ってないよ?」って言うと、家に取りに帰ってくれました。私は前にFestivalでやった、これを持ってるのかなと思ってたのですが、

Mhele.jpg

持ってきたのは黒のクレヨン1本。

「伝わってなかったのかな?どうゆうこと?」と私が不思議な顔をしていたら、ごみ箱にあったきれいな段ボールを破って、それにクレヨンで書いてボードをすぐに作ってくれました。

mhele1.jpg

前回別の人達とやったときに、瓶ビールの蓋でやっていたコマはどうするのかな?と思っていたら、もう一人の子が、近くに落ちている石と、ガラス片を拾ってきてくれました。

muhele2.jpg

なるほど。前回黒VS灰色だったコマは、石VSガラス片でやるのかとこの時やっと理解しました。

私はてっきり、誰かが前やったときみたいなボードゲームを持ってきてくれるのかと思っていたので、予想外の展開に驚きました。でもどの子もこのゲームを知っていて、シンプルでわかりやすく楽しめるゲーム。自分で作るという発想がなかったですが、これなら日本に帰ってもできるやん!と思って、うれしくなりました。

別の日ですが、他にもDiforisi(ディフォリシ)というすごろくみたいなもの教えてくれました。

すごろく.jpg

これも、めちゃくちゃ面白いんですが、説明すると長くなるので、次の記事で説明します。

そして、今までよくやっているを見るのは、Wol(ウル)日本でいうゴム跳びです。

ゴム跳び.jpg

写真では毛糸は見えないですが、ボツワナでは毛糸を使います。

ジャンプ力が全員、走高跳の選手なのかなと思うくらいすごいです。

そして、Koi(コイ)とツワナ語では言いますが、縄跳びでもよく遊んでいます。縄はタイヤをくくっていた、ロープを切って作っていました。

koi.jpg

日本の縄跳びは同じ方向にずっと回しますが、ボツワナの縄跳びは、色々な回し方があって、特殊です。

例えば、3回回して、反対方向に3回回してを繰り返したり、歌に合わせて、回し方を変えたり、

足元をだけでなく、1回おきに頭の上で回すやり方もあり、跳ぶ方も難しいです。また、日本の大繩よりリズムが早いと思います。

最後に紹介するのは

Diketo(ディケート)です。

マルーラの実(ピンクの人が手に持っている実)を投げている間に掘った穴の中の石を出したり入れたりします。

(この日はマルーラの実を投げてましたが、石のときもありました。)

diketo2.jpg

日本のお手玉に似ているなぁと思いました。

実を高く投げて、まずは全部の石(10個)を外に出し、次に投げている間に1個、また次に投げている間に1個と穴の中に戻していきます。マルーラの実を落としたら、次のプレーヤーに順番が回り、10個を外に出すところから始まります。

1個ずつがコンプリートすれば、2個ずつ、3個ずつと入れる数が増えていきます。10個ずつ入れるができたら勝利です。

私はこの遊びは、めちゃくちゃ苦手です。

遊ぼう!と言ったら、縄ひとつでもボードゲームでも買ってこよう!ではなく、

作ろう!という発想がアフリ感です。

少し前にも、自宅の棚のネジ穴が壊れて取っ手が外れてしまって困っていたら、枝を拾ってきて、ネジ穴サイズに枝を削って、修理してくれました。別の機会には、ドアの修理をする人が、マイナスドライバーがなくて、どうするのかな?と思ったら、太めの釘をコンクリートブロックにこすって、削って、大きさに合わせたマイナスドライバーその場で自分で作っていました。驚きの連続です。

マイナスドライバー.jpg

子供も大人も、身の回りにあるもので、必要なものを作るボツワナ人の器用さにはいつも感心しています。

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