2024/04/15 Mon
人 文化
踊る協力隊~ボツワナ音楽との出会い~
半年くらい前の記事で、アイドル活動はつづく?と締めくくった記事。アイドルと言うと日本のかわいい感じと思われてしまったので、今日は私の好きだったこのボツワナ音楽の動画を入れながら紹介したいと思います。友だちになった人が、任地で歌ったり踊ったりしてて、それがポップミュージックじゃなくて、traditional musicだったので、「教えて~」から始まったダンス活動。私はダンスをやっていたわけではないので、初めはめちゃくちゃでした!その時の映像がこちら!
よくこんな私に一生懸命教えてくれたなと思います。この頃は何回教えてもらっても、家に帰ってやってみたらできなくて、このステップはどういう仕組み?状態でした!
そして、初めは全然だったダンスですが、だんだん上達して最後のショーではこうなりました。
これは、ショーの前にあるサウンドチェックで踊っています。
この後、衣装に着替えて準備していたら、なんと!停電が起きてしまいました。2時間待っても復旧しなかったので、音楽もマイクもライトも全部なくて真っ暗でショーにならないので、この日は中止になりました。
アフリ感!
次の日に延期になって、日曜日のショー。初めは1曲しか踊れなかったのですが、1年やった今は6曲踊れるようになってました!
みんなに人気の2曲はこれです。音楽だったり、衣装だったり、ステップだったり、これが、ボツワナのtraditional musicの感じです。私が初めて見て、かっこいい!やってみたーい!と思ったものです。
6曲踊れると言っても、両端の人がいないと私は踊れません(笑)要するに、隣を見ながら踊っているのが動画を見たらわかると思います。
私は平日は環境教育活動、週末は、だいたいtraditional music groupと一緒に行動していました。
結婚式のエンターテイメントで踊ったり、ショッピングモールで踊ったり、音楽イベントで踊ったり、他のアーティストのライブに友情出演みたいな感じで出たり、バーのショーで踊ったり。2月に新しいアルバムを出したので、みんなで、平日の夕方に集まって、新曲の練習をしたりもしました。
こんな時間も私にとって楽しい時間。日本人とかボツワナ人とか関係なく、友達として一緒に過ごしていると感じられる時間でした。
任地ではもともと知られているグループでしたが、この1年でもっと有名になっていると聞きました。ファンの人達が私に「あなたのおかげでこのチームは有名になってるよ」って言ってくれたり、私が他の用事でショーに行かなかった時は「ンタビ(私のツワナ語名)はどこ?なんでいないの~!ってファンが言って大変だったんだから~!」ってグループのメンバーが言ってくれたり。
初めは自分では1曲だけ踊らせてもらって、あとは舞台袖から好きなボツワナダンスを近くで見られてラッキー!とか、音楽イベントのチケットは結構高いけど、メンバーとして入れるし、いい場所で見られてラッキー!と思って一緒にイベントについて行ってたけれど、そうやって私を見に来てくれている人がいるんだと思ってビックリしました。そして、初めの頃より毎週イベントが入ったり、1日で3か所はしごしたり、忙しくなってるというのは感じました。私が一緒に踊ることで足を引っ張ってないか心配だったのですが、彼女らの収入向上につながっているのなら、それは良かったと思いました。
ボツワナラストの日。首都をうろうろしていたら、私がもう帰るということを知っている人が何人か声をかけてくれたり、コンビの運転手も先週のライブを見に来てくれた人で私と撮った写真を見せてくれたり、空港でもカフェの店員さんが、「もしかしてンタビ?」って言ってくれたり、出国審査の手続きのスタンプ押す人まで、「ンタビや~!もう行ってしまうのね~」と言ってくれたりしました。自分が思っていたよりも、気づいたら有名になっていました。
ボツワナに来たときは知っている人はゼロだったのが、こんなにたくさんの知り合いができるなんて思ってもみませんでした。これもチームに誘ってくれた友達のおかげだし、根気よくダンスを教えてくれたメンバーのおかげです。孤独なボツワナ生活がいつの間にか、どこに行っても知り合いがいる地元!になりました。来たときは、日本のことを知らない人が多いと感じましたが、今では私が日本人であることを知ってくれてるし、ボツワナ文化を学んでいるあなたを誇りに思うと言ってくれるので、ボツワナと日本の架け橋になれたかなと自分でも少し誇りに思います。
ボツワナのtraditional danceとの出会いは、私の協力隊生活で一番よかったことで、一生忘れない素敵な時間でした。これも自分らしい協力隊生活だったかな~
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