JICA海外協力隊の世界日記

アフリ感 in Botswana

お・も・て・な・し

よく遊びに行く家の人がブライズメイドをするってことで、結婚式おいで〜って言ってくれたので、その大家族の中の仲良い人と一緒に行くことに。

今日はそこで起こった【究極の選択】についてです。


結婚式の途中でDijo(食事)が配られるのですが、人数多いので、すごく時間がかかります。

私が一緒に来た友達と座ってた所は食事が配られるのが最後の方で、そして、もう配られるって時に、結婚式恒例の入退場のダンスがはじまりました。

私はそのダンスを見に行きたかったのですが、Dijoの配布の時はいないともらえないらしく、友達に「もうすぐDijoくるから、座っとくように」と止められたので、座って待つことに。

私のエリアが配布になると、どんどん人が前にやってきて、DIjoを先にもらおうとする子どもも前にどんどん増えてますます出入りできない状態になり、なかなかDijoが私たちにまわってきません。

「こっちが先や~」とおばちゃんたちが言ってくれて、やっと食事をもらえました。

しかし、ここで問題発生!!

スプーンがない!ってなって、友達が聞いくれたものの「もう全部出た」ってことでがっかり。

でも私の友達が「この子(私)に譲りなさい!」ってスプーンですでに食事をしていた高校生くらいの男子に言ってくれて、彼が使ってたプラスチックスプーンをもらえました。でも私は人の使ってたスプーンを使うのはさすがに抵抗があり、ありがたいけど、心の中ではこのスプーンをどうしよかと思っていました。

友達もスプーンがなかったので、私がもらったスプーンを渡そうとすると、「あなたが使って。手で食べれないでしょ?」って言われ、返却されました。確かに私はボツワナ人みたいに器用に手では食べれないし、しかも手洗ってない土のついた汚い手なので、この汚い手でも食べれない。

手を洗いに行けない状況(人が前にいっぱい地べたに座っててみんなごはん食べてるから移動できない)で、ペットボトルの水を持っていたのですが、でっかいシートにいっぱいの人が一緒に座ってるから、シートを水びたしにしたら、みんな濡れるのでそれもできないし。

人の使ったスプーン VS 地面とか触った汚い自分の手

どっちがマシなのかと考えました。

うーん、、、スプーン見つめてどうしよう?と考えてると、また別の友達がそのスプーンを谷間から出した丸まったトイレットペーパーで拭いてくれました。(任地では谷間はポケットで、ちぎったトイレットペーパーとかお金とか色々入れるのは珍しくない)

私は驚きながら「あっありがとう・・・」

アフリ感すぎる!!と思いながら、衛生面でいうとこの間の色々はアウトなことだらけだけど、もうそのスプーンで腹くくって食べました。
何が正解だったかは今後の体調次第!と思いつつ、今のところ健康面の問題は起きていません。

今日のボツワナ人の優しさの形は日本人の私からすると「えっ?」と思ってしまったけど、彼らからもらった純粋に私を思ってくれた優しさと親切さは心に染みてます。ほんまにみんなに良くしてもらってます。感謝しかないです。日本人のおもてなしの心のような共通なものを感じます。

今日の教訓は、アルコールスプレーを持参する方がいい。

ボツワナの結婚式は日本と全然違うので、結婚式についてはまた別の記事で書きます。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ