JICA海外協力隊の世界日記

アフリ感 in Botswana

任地の学校紹介

 私の配属先は県庁ですが、活動先は小学校です。

今日は先週行った任地の小学校について紹介したいと思います。

この学校は任地では一番伝統のある古い学校だそうです。他の学校は黒板でしたが、この学校は黒板が古すぎるので最近ホワイトボードに変わったということで、板書が見やすかったです。

朝は冬と夏で違いますが、7:20~朝礼があり、そのあと7:30~朝食があります。今日の朝食はボホベというボツワナのおかゆだったそうです。

授業は8時からで、休憩なく10時半まであってそのあと30分の昼ご飯タイムがあります。今日はパンと牛乳でした。

給食パンと牛乳.jpg

毎週水曜日は豪華な日らしく、パンと牛乳ではないそうです。この日はスタンパと牛肉のセスワ。

パンもおいしいし、牛肉とスタンパもとてもおいしかったです。

スタンパ.jpgスタンパ(塩味のトウモロコシのおかゆ)給食セスワ.jpg牛肉のセスワ(煮込んだ肉を棒でたたいてほぐしたコーンビーフのようなもの)

生徒は給食の前には手を洗っていました。最近は断水が多く、水がないので、こんな感じで、貯めたバケツの水で手洗いをしています。

色々な学校をまわっていますが、疑問に思ったことがあります。

生徒たちが教科書を使って授業をしているのを見たことがなく、カバンの中にも教科書がないので、なぜだろう?と思ってこの学校の先生に聞いてみました。

答えは教科書は全員分ない!ということで、1クラス分あるので、それを使う時に使う。シェアするそうです。教科書が自分用でないので、授業でたくさんの板書を写して自分のノートを教科書かわりにするくらい内容を書く必要があるんですね。だからノートはすごく分厚いのを生徒は持っています。

そして、この学校の大きな問題は教室が足りていないことと校長先生が教えてくれました。

外で授業をしているクラスをいつも見かけます。1週間交代で1クラスがこの屋根だけの場所で授業をするそうです。

教室外ver.jpg

去年までは5クラスがこの屋根の下で授業をしていたそうですが、保護者の方々が力を合わせて、仮設の教室を4つ作ってくださったので、今はずいぶん環境がよくなったと校長先生は言っていました。

その教室はこんな感じです。窓がなく、少し暗かったのと、雨のときはとてもうるさいそうです。

仮設教室内.jpg

下の写真は校舎側から撮った写真です。右が仮設の教室、左がトイレです。

仮設教室.jpg

トイレが遠くて、驚きました。

任地の学校は色々日本と違っていますが、生徒たちはとても人懐っこくて、勉強熱心です。

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