JICA海外協力隊の世界日記

アフリ感 in Botswana

え?!食べたん?!~ボツワナでは食べるもの~

この写真はアリ塚です。道のいたるところにあるし、家の近くにもあります。私の身長より大きいものもたくさんあります。

先日、近所の人と一緒に歩いていた時、彼らは道端にあったアリ塚でいきなり立ち止まりました。

アリ塚の上に置いてある石を手に取り、何するのかと思ったら、その石でアリ塚の土を削り、その土を食べていました。そのまままた歩いていこうとしたけど、びっくりしすぎて、「え?これ食べれるの?何のために食べるの?」と聞くと、「I like it」と返ってきました。そしてこれがおいしいと。

土色.jpg

なので、私も試しに食べてみました。

土食2.jpg

味は、かなり良く言うと、わらびもちにかかっている「きなこ」。砂糖の入ってない、あのきなこの感じでした。なので黒蜜とかかけたらおいしいかもとも思いますが、石とかが入ってるところはじゃりじゃりして、きな粉のさらさらした感じではないので、ペッって石を吐き出していました。

1か月くらい前にも、アリ塚で何かしている人がいて、一緒にいた別のボツワナ人の友達にあの人何してるの?って聞いたときにアリ塚食べてるって言っていて、その時は意味がわからなかったけれど、今日実際見て、アリ塚はボツワナでは、食べるものなんだということに驚きました。女の人が食べるそうで、妊婦はとくによく食べるとも言っていました。

ここ最近の食べ物で驚いたナンバー1でした。

初めのうちは、ボツワナでの「それ食べるの?」と思うことがたくさんありました。例えば肉です。

ボツワナの任地のスーパーでは、牛肉、豚肉、鶏肉、ヤギ肉の他に、日本では売っていない肉が買えます。

肉の動物.jpg

この4つの動物は今まで肉として売られていたのを見た動物。

今までボツワナでも見た動物ですが、肉として、スーパーで売っているので、食べものでもあるのです。下の写真がそれぞれ売っていた肉。

肉.jpg

任地でたまに買って調理するのですが、KuduやWildbeastの肉(上2つの動物)。毎回あるわけではないけれど、たまに売ってる肉です。

どっちもちょっと固めなので、ステーキだと顎が疲れるので、スープにしたりして私は食べます。ボツワナ人もシチューにしたり、スパイスかけて焼いたりするそうです。

しまうまの肉やインパラの肉も写真のように、売っているのを見たことがありますが、近くのスーパーでは見ないので、まだ食べれてません。

と、始めは日本で食べ慣れない肉にも驚いていましたが、10か月ほどたつと、それも日常になっていて、先週もスープに入れる肉をKuduにしようかな?やっぱり牛肉かな?みたいな感じで悩むようになったのは、ちょっとボツワナっぽい!日本でこんな選択肢で悩むことない!と一人でふと思いました。

こんな食べものもあります。鶏の足の煮込んだもの。おいしいです。

鶏の足.jpg

あとは、鶏の腸を料理したもの。見た目はうどんみたいですが、おつまみみたいで私は好きな味です。日本の居酒屋にありそうな味。屋台で売っていて、任地ではいつでも食べられます。

マララ.jpg

そして、道端に生えていて結構厄介な、トゲトゲの植物

トゲトゲつまようじ.jpg

トゲを食後のつまようじに使っていたのも、始めは驚きました。

日本では生魚を食べるのはあたり前でも、海のないボツワナでは驚かれます。逆にアリ塚を食べるなんて!と思ってしまいますが、アリ塚がそのへんにいっぱいあるボツワナでは、当たり前に食べるみたいです。10か月たつといろんなことが日常になりつつありますが、まだまだ知らないこともあるんだな、と思った日でした。

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