2023/07/07 Fri
文化 生活
ズラティボールのお土産
Zdravo!
7月に入りズラティボールにも夏到来です!学校も夏休みに入り、暑さも増し、観光客も増えてきています。
さて、今回は私の任地ズラティボールのお土産についてご紹介したいと思います。
セルビアでももちろん地方によって名産品などに違いがあるのですが、山岳地ズラティボールは、もともと牛や羊などの酪農が盛んで、Kajmak(カイマック)などの乳製品やチーズなどが名産として知られています。このエリアは残念ながらワインの生産には向かないためワイナリーはないのですが、ラキアというフルーツを原産としたブランデーは周辺の村などでもたくさん作られています。Sljiva(プラム)で作られているが一番定番ですが、それ以外にもマルメロ、洋梨などのフルーツ、蜂蜜のラキアなどがあります。ラキアはアルコール度数が40度程度あるため強いお酒ですが、香りも良く、飲み口もスムーズ。セルビア料理にも前菜からメインまで合うので、ぜひ機会があれば試してみてください。
ズラティボールの中心にはPijacaと呼ばれる市場があるのですが、ここは観光地ということもあり、ズラティボール名産品のKajmakやチーズ、そして以前2月に紹介した干し肉のフェア(イベント)、Mackat村のPrsuta(プルシュータ・干し肉)屋さんが並んでいます。(残念ながら日本には持って帰れないものですが、滞在中にアパートメントなどで、摘んでみては!)
また、お土産屋も並び、通常食品では、かわいいガラスボトルにはいったラキア、赤パプリカを使用したAjvar(アイバル)というペースト状の食べ物、蜂蜜やナッツの蜂蜜漬け、そしてベリーの産地としても知られており、苺やブルーベリーなどのジャムなどが並びます。アイバルはニンニクやナス、唐辛子入りの辛いタイプのものなどもあり、スーパーで購入するものとはまた一味違って、家庭の味のようにお店によって味が異なり、手作り感があって美味しい。私はいつもアイバルは市場の決まったお店で購入しています。パンに塗ったり、ハンバーグに添えたりなど、調味料として使ったりもしています。
また、ズラティボールはハーブでも知られています。特にメディカルハーブティーがたくさん市場で売られています。
「頭が痛い時はこれ、喉の痛みにはこれ、リラックス効果があるのはフルーツミックスこれ、お腹が下る時にはこれ」と症状を伝えると、おすすめしてくれるので、ぜひお試しを。
また、町中の観光インフォセンター横には、不定期でハーブ博士!?(のような方)がいるハーブスタンドとハーブ園スペースもあるので、幸運にも空いていたらぜひ立ち寄ってみてください。
ズラティボールは冬場は雪が降り寒いエリアですが、夏も1日の寒暖の差が激しく、朝晩は寒いです。もともとこのエリアは毛糸の靴下やセーターなどの産地でもありますが、夏でも関係なく通年通して、靴下やセーターを販売しています。
市場でももちろん目にします!少々分厚くはあるのですが、ズラティボール産の靴下は、本当に暖かくて私も冬場かなりお世話になりました。柄も可愛く、値段も3-5ユーロ程度でリーズナブルなのでお土産にもいくつか購入しました。
個人的なおすすめとしてもう一つニットショップでいうと、私が親しくしてもらっているBrankaさんのニットショップが、町の中心にあります。Brankaさんはもともと別の仕事に従事していましたが、彼女の名前でブランドを始め、デザインなども自ら考え、今ではズラティボールのお土産品としても知られるようになりました。私が着任した時にも贈り物としていただいたのがこちらのニット。とても暖かく、デザインも素敵でポンチョやルームシューズなどを私も家で愛用しています。ぜひ、ズラティボールを訪れたら、立ち寄っていただきたいスポットです!
今回はズラティボールのお土産を紹介しましたが、今後どこかでセルビアのお土産や、セルビアブランドのショップなどをご紹介できたらと思います!
Cao!
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