JICA海外協力隊の世界日記

わたしのセルビア時間

近郊の観光スポット③

Zdravo!

第3回目の今回は西セルビアの自然を体験できる場所として知られるTara National Park(タラ国立公園)Bajina Basta(バイナ・バシュタ)のドリナ川に浮かぶ小さな家(Kucica na Drini/Drina River house)をご紹介します。

タラ国立公園は1981年に国立公園となり、ボスニアとの国境に位置します。敷地も約25,000ヘクタールあり、トレッキングもかなりのコースルートがあるため、さまざまな人が楽しめる場所で、避暑地としても知られています。

地図上でタラ国立公園の東側に位置するBajina Bastaは宿泊施設等もある町ですが、ここから少しいった場所にあるドリナ川に突如浮かぶように建つ小さな小屋が、フォトジェニックで近年人気を集め、観光スポットとなっています。ただこの周辺は観光地化されていないので、カフェが12軒ある程度。この景色の写真を撮りお茶して終了、という感じですが…。

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毎年7月にこの場所で5日間に渡り「Drinska Regata」というカーニバルイベントが行われ川下り競争などが実施されています。夜は音楽ライブイベントも開かれ、国内外を問わず多くの観光客がこの時期訪問します。

昨年ちょうどこのイベントのタイミングにも遭遇したのでその時の様子を!thumbnail_IMG_9333.jpg

さて、タラ国立公園です。

公園の80%は森林地帯であり、1000種の植物、140種の鳥類、28種の魚類、ブラウンベアを含め58の哺乳類が生息していると言われています。ハイキングトレイルは30分程度のものから5時間程度に渡る長いものまで、30近いコースがあります。

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新緑の中を歩くのも気持ちが良いのですが、絶景ポイントもいくつかあり、中でも特に有名なのはBanjska stena。ここは絶対に外せないスポットです。セルビア政府観光局のパンフレットなどにも使われており、車で近くまで行くこともできるので、時間が限られる人は、この絶景ビューを見る、というのも一つです。

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トレッキングをしたい人は公園内に数カ所インフォメーションセンターがあるのでまず最初に立ち寄り、コース候補を聞いてから決めるのもいいかもしれません。有料ですが、コースの難易度やアップダウン、所用時間などがグラフで一目でわかるパンフレットとMAPも置いています。

私が昨年7月に訪問した際は友人の車で日帰りでの訪問であったため、短めの1時間弱程度のコースを歩きましたが湧き水などもあり、それなりに楽しめました。ただ道案内的なマークはあるのですが、木に印だったり、劣化で見えづらいものもあり、分かりづらいのがちょっと難点。時間に余裕を持って歩くことをおすすめします。

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私の任地ズラティボールからもタラへの日帰りツアーはありますが、国立公園で自然を満喫したい場合はツアーではなく、最低1泊以上滞在し、トレッキングすることを個人的にはお勧めします。バイナ・バシュタまでは自家用車やレンタカーであればズラティボールから1時間程度でいけます。また、ウジチェという近隣の都市からバイナ・バシュタまで1日に何本かバスも出ているようです。が、セルビア語ウェブサイトしかなく、少々ハードルは高いです。

また、ツアーにも含まれていますが、このエリアに足を運ぶのであれば、バイナ・バシュタから7kmほどのところにある13世紀に建てられたとされるセルビア正教会のRaca(ラチャ)修道院も美しいので、ぜひ立ち寄ってみてください!

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ズラティボール近郊のスポットはまだまだ続きます!乞うご期待あれ!

Cao!

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