JICA海外協力隊の世界日記

わたしのセルビア時間

ベオグラードの観光スポット②博物館・美術館

Zdravo!

前回に続いて、ベオグラードの観光についてご紹介します。今回は美術館・博物館についてご紹介できたらと思います。

実は個人的にアート(特に現代アート)が好きで、旅行先でも色々と美術館やギャラリーを巡っています。ベオグラードの文化シーンを今回は少しお伝えできたら、と思います。

ベオグラードにはさまざまな美術館・博物館があり、一つひとつの規模は大きくはないですがここならではの文化に触れることができる場所もたくさんあります。まずは歴史・文化的博物館から。

ニコラ・テスラ博物館

みなさんはニコラ・テスラをご存知でしょうか? 米国に渡りエジソンの元で1年働き、その後独立し、新型の交流電動機を開発した人物です。彼の功績がわかる博物館が閑静な住宅街(ヴラチャル)にあります。こちらでは決まった時間に英語・セルビア語の回に分かれてガイドツアーが行われており、実際に説明を受けながらちょっとした体験も受けられます。科学が好きなお子さんなどきっと喜ぶと思います。

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ユーゴスラビア歴史博物館(花の館(チトーの墓)・5月25日博物館・旧博物館)

旧市街の中心からは少し離れており、バス等交通機関で少し南下したところにあります。ユーゴスラビア建国の父・チトーのお墓があることで知られており、花の館(House of Flower)という別名の通り、花が美しい春先から夏にかけて訪問するのがおすすめです。またチトーの功績や彼がどれだけ国民に愛されていたかがわかる展示物なども展示されています。

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それ以外にも2つの博物館があり、「5月25日美術館」は現在改装工事中で残念あがら私もまだ見れていません(おそらく私の任期中には完成せず)。

もう一方の旧博物館は、ユーゴスラビア時代に使用していた生活用品やビジュアル、から武器まで、さまざまな品々やデザインを見ることができ、歴史好きはもちろん、デザイン好きの人が訪問しても楽しめる場所です。ショップにも可愛らしいTシャツやノートなどのアイテムがあり、おすすめです。

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National museum belgrade (国立博物館)

共和国広場の中心地に位置する国立博物館は1844年に開館しました。3階建てで、旧石器時代からギリシャ・ローマ時代などの発掘品及び中世、そして現代に至るまでのセルビアの歴史的美術品が展示されています。タイミングによってはピアノの生演奏なども行われていたりし、優雅な気分で鑑賞することも。また日曜日は入場無料です!歴史を知りたい人はぜひ。

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Konak kneginje ljbice(リュビツァ公妃の館)

旧市街にあるこちらは個人的に行ってよかったのでご紹介します。1831年にミロシュオブレノヴィッチ王子の命令により建設された館で1842年まで実際に使用されていたようです。バルカン様式建物も素敵ですが、ハマム部屋があったり、調度品なども独特なデザインで美しいです。また、地下には天井高のギャラリー空間もあり、タイミングによってはセルビア人アーティストらの絵画やインスタレーションの展示が行われています。

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(コンテンポラリーアート好きの方へ)

Museum of contemporary art(現代美術館)

現代アート好きにおすすめなのが、ベオグラード現代美術館。新市街に位置していますが、橋を渡ってすぐですし緑豊かな公園内にあり美術館の前後にお散歩するのも気持ちがよいです。1965年開館で、ユーゴスラビア時代に誕生したこの美術館は5階建で開放感があり、美術館建築としても個人的におすすめ。(外観はこのコラムのTOPの写真を参照)

展示作品は多岐にわたり、セルビア人アーティストの展示もあれば、海外アーティスト作品の個展なども行われています。大きな企画展は数ヶ月間のスパンで開催されています。

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thumbnail_IMG_2167.jpgなみに同美術館系列の以下2つもおすすめです。

・現代美術館サロン

カルメグダンの公園前に位置するギャラリースペースで、こちらの展示期間はもっと短いため、頻繁に展示入れ替えがあります。写真や映像などの展示もあり。

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・Galerija letgat Milice Zoric I Rodljuba olakovica

都心からは車がないとちょっと行きづらい住宅街にありますが、こじんまりとしてはいますが建築・アート展示ともに興味深いです。私は一度しか訪問できていませんが、ベオグラード現代美術館開館時の歴史的展示写真や作品紹介・背景などもありなかなかの見ごたえでした。

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Museum of Applied Art

ベオグラード旧市街にあるので比較的足を運びやすい美術館です。3フロアに分かれており、展示はフロアごとに異なります。先日、日本の国際交流基金企画の日本人写真家の展示も行われており、足を運んできました。ファッション関連の展示、セルビア人若手現代作家の展示などもあります。上フロアは常設作品があり、昔のセルビアポスタービジュアルや調度品も幾つかみられます。1階に入っているショップもユニークでポップなアイテムが揃い、雑貨やアクセサリーなどを見に行くのも楽しいです。

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Silosi

ベオグラード旧市街の端の方に位置して少しアクセスが悪いですがおすすめしたいのがSilosi。高さ28mの4つのサイロ(貯蔵庫)がギャラリースペースとなり、展示やイベント等が行われています。ブルータリズム風のコンクリートでできた空間は中も幾つかの小部屋のようになっており、展示作品とのバランスも面白いです。私が見たのは、ちょうどベオグラードファッションウィーク期間の展示で、各部屋ごとにデザイナーの世界観が小宇宙のように繰り広げられていました。おしゃれな、この場所を象徴するような展示施設。機会があればぜひ。

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他にも小さなアートギャラリーを含めるとまだまだたくさんあるのですが、その話はまた今後機会がある際に! 

Vidimo se!

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