2023/03/24 Fri
活動 観光
近郊の観光スポット①
Zdravo!
3月末となりだんだんと春めいてきました。山岳地であるこちらは、朝晩は2-3度と気温は下がりますが、日中は今週17-18度くらいまで上がり、日差しが暖かいです。
さて、今回はZlatiborから行ける近郊の観光スポットをご紹介します。
Zlatiborを拠点に東西南北、周辺地域に名所が点在しているのですが、今回は1回目として、Zlatibor観光協会が管轄もしているStopica pecina(ストピチャ洞窟)を含め、Gostiljeの滝、そしてオープンエアミュージアムOld Village Sirogojnoの3箇所を巡る、東北側ルートをご紹介します。
まず、当局が管理・運営している、ストピチャ洞窟はズラティボールの中心地から約19kmのところに位置します。川の洞窟であり訪れるたびに洞窟内の水の水位が違い、四季や天候によって違った表情を見せてくれます。洞窟の長さは691.5m、洞窟の入り口は18mと大きく、その規模に驚くはず。
洞窟内にはいくつか見どころがありますが、石灰岩の堆積物によって形成された凝灰岩浴の層はライトアップもされ、見る場所によっても違って見えます。また”The Life Spring” と呼ばれる滝もあり、今年に入ってから滝沿いに新たに階段が設置され、滝に沿って歩ける新しいルートも開設されました。
観光協会が運営しているため現場にガイドもおりますが、昨年の夏には、音声ガイドも4言語(英語、ロシア語、ドイツ語、セルビア語)も制作。電波が届かない場所のため事前導入が必要ですが、自身の携帯でも聞ける音声ガイドアプリも導入しました。
続いてGostiljeという小さな町にある滝も名所の一つ。Zlatiborからは25kmのところにあります。Katusnica川と繋がっており、滝の高さは20m。皆さん、最初の部分だけ見て帰ってしまう人もいるのですが、滝の流れに沿って下る道があり、のんびりピクニックやゆっくり水辺の散歩を楽しむのもオススメです。
そして最後にご紹介するのが、Old Village Sirogojno。
こちらは国管轄の施設ですが、Zlatiborエリアで19世紀半ばから20世紀前半に実際に使われていた家々を移築し、ミュージアムとして当時の生活風景を展示しています。 当時の暮らしぶりがわかるほか、家畜や陶芸、Kaymak(この地域で有名な乳製品・カイマック)、その他の手仕事等がどのように行われていたのかも見ることができます。
時期によってはワークショップ等で実際に実演してくれることもあるので行く前にウェブサイトでの確認をおすすめします。
また夏には音楽祭が開かれ、Folkミュージック等なども実施しています。
Sirogojnoのミュージアム内には家を改装し宿泊施設にもしているため、1泊してのんびり長閑な景色を楽しむのもおすすめです。
この3つを巡るツアーはZlatiborから出ています。この辺りは自家用車で巡る人が多く、現在は公共のアクセスがないため、車がない方は、ツアーに参加することをおすすめします。(タクシーもあります)
(Sirogojnoは日本語のパンフレットもあります!)
Sirogojnoはまた、ニットの産地としても知られており、ニットミュージアムもあります。こちらの話はまた別の機会に!
Cao!
SHARE