JICA海外協力隊の世界日記

わたしのセルビア時間

セルビアごはん

今回はセルビアの生活・食についてお話ししたいと思います。

セルビア料理と聞いてパッと出てくるものはありますか?

なかなか知らないですよね?私も実際に着任するまで正直なところ知りませんでした。

セルビアの食事は実は様々な食文化が融合しています。

立地的にも様々な国に囲まれているのもありますが、歴史的にもオスマントルコ帝国支配下の時代や、北部はオーストリア・ハンガリー帝国の影響もあり、トルコ、ギリシャ、ブルガリア、ハンガリーなどの食文化が融合しています。

今回は、いくつか代表的なものをご紹介します。

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Ćevapčići(チェバプチチ)

牛肉やラム、豚肉などのひき肉を使用し、スパイスが効いたミニハンバーグ的なお肉料理。通常、玉ねぎやサワークリーム、カイマックなどが添えられています。付け合わせはフライドポテト。エリアによって味も異なるのも面白い!

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Sarma(サルマ・左)

セルビアの冬の定番食。日本のロールキャベツと違って、発酵させたキャベツ(ひき肉、玉ねぎ、人参、お米などの具材を香辛料と共に料理したもので、作り方も家庭などによりさまざま。

セルビアではKafana(カファナ・右)という大衆食堂で食べられます。ちなみに赤いチェックのテーブルクロスはカファナのシンボル!(写真は、ショプスカサラダとチョルバというスープ)

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Prebranac(プレブラナッツ)

白い豆を使った豆の煮込み料理。セルビアはパプリカも有名で、パプリカパウダーを加え、煮込んだものをオーブンで焼いたもの。セルビアの主食のパンと共に!

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Pljeskavica(プレスカビッチェ)

セルビア版お手軽ハンバーガー。平たく焼かれた大きなハンバーグが中に挟まれており、スタンドで自分の好きな野菜やソースをトッピングできます。ファーストフードの定番でどの街にも!写真からもわかる通り、かなりの大きさ笑。私は通常、こちらで昼晩2食分となります笑。

上記を見てもらうとわかる通り、セルビアは海なし国であるため、基本はお肉がメイン。そして全体的にビジュアルも茶色系の食べ物が多いです。

あとはパフリカやキャベツ、またラズベリーなどのベリーやプラム、スモモなどのフルーツも豊富です。

なお、私が暮らすズラティボールは南西部の山岳地帯であり、放牧もよく目にします。乳製品も有名で、この辺りはKajmak(カイマック)という、バターともチーズともいえるような、牛乳を煮込み上澄みを発酵させた濃厚なクリーム状のものやPrsuta(プロシュータ)という干し肉が有名です。(この記事のトップの写真がプロシュータ)

また、朝食の定番がKačamak(カチャマック)やKomplet Lepinja(コンプレト・レピニャ)

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カチャマック(左)は小麦でできた白いペースト状に近い食べ物でカイマックと共に食べています。見た目によらずかなりお腹にたまります。

コンプレト・レピニャ(右)は、Uzice(ウジチェ)という町が一番有名なのですがズラティボールも有名であり、訪問したらぜひ食べてみてもらいたいローカル食の一つ。カイマック、卵をのせオーブンで焼いたもので、フレンチトーストに近いかもしれないですが、味はカイマックのためか少ししょっぱめ。お酒も進んでしまいそうな塩気が癖になる味わいです。

ぜひ、セルビア西部にくる際は、試してみてください!

さて、まだまだ色々とあるのですが、それは第2弾で!

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