ユメニカケル~日々是気付~(酒井隊員は帰国しました)

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酒井 知美
長野県

タイプ/職種
青年海外協力隊
看護師
派遣国
大洋州
トンガ エウア島
一言メッセージ
トンガ王国の首都があるトンガタプ島から南東に40キロほど離れたエウア島で暮らす看護師。日々の小さな気付きから発信していきます。

 

9月の出来事

2019.10.01

人 文化 活動 生活

これは首都のドミトリーで書いています。もしかしたら、これが更新される頃には雲の上を飛んでいるかもしれません。9/13に活動を終え、23日に任地から引き上げました。帰国まであと数日。それでも日本に帰国するなんてまだまだ実感が湧きません。

8月末に研修が終わり、その後9月はとても早く、本当に濃かったです。

93日~5日 新隊員のエウア島来島

ハーパイ諸島に派遣される予定の新隊員2名が活動の見学にエウア島までやってきました。ちょうど派遣される職種がエウアに派遣中の私とコミュニティ開発の隊員と全く一緒であることとハーパイ諸島への派遣が数年ぶりであったことからやってきました。看護師の新隊員がうちに泊まり、活動や生活で苦労した話や活動についてなど様々な話をしました。自分の活動の振り返りにもなり、とてもいい時間になりました。

4日にクリニックに見学に来てもらったのですがちょうど雨風が強い天気だったうえに、教会行事も重なっていたようで、来院した日がなんと6名…なんだかあまりいつもの雰囲気を見学してもらえなかったのが残念でした。午後はずっとやりたかった、クリニックのポスターの張替えを手伝ってもらい、とても助かりました。この見学で少しでも、ハーパイでの2年間の活動が有意義になればいいなと思っています。

96日 送別会

36年勤めた保健師さんの送別会とともに私も一緒に送別会をしてもらいました。本当に盛大な送別会で、トンガタプからも来客があったり、病院スタッフもコントのようなことをしたり、看護師スタッフからはとても綺麗なタオルンガを見せてもらったり、たくさんの笑いと愛を感じられた送別会でした。素敵な人たちに囲まれて活動ができて、とても幸せでした。

9714日 ホエールスイム

今年は3回ホエールスイムに行きました。1回目は8月の中旬に行きました。その時もクジラと一緒に泳ぐことができ、十分かなと思ったのですが、「もう一度行きましょう!」と一緒にいった隊員から誘われ、再チャレンジ。7日は午後に行ったので時間がなく一緒に泳げず。そして3回目ではとても泳ぎが速いクジラでしたが、少しだけ一緒に泳いだり、今までの中で一番近くでクジラを見ることができよかったです。

99日~13日 眼科検診

エウアの病院には眼科はありませんので、糖尿病の合併症スクリーニングの一つである眼科検診は、首都の病院から来て、行われます。今年も来るという話は聞いていたのですが、予定が変わることが当たり前なこの国。何度も日程が変わりながらも、私の活動が終わる直前に眼科チームがやってきました。たくさんの患者さんたちがきたのでとても忙しかったのですが、周知できた時間が短かくても、去年より多い患者さんが受診したのでとても良かったと思います。

99日~21日 タオルンガの練習と発表会兼、送別会

タオルンガとはトンガの伝統的ダンスです。ずっとやってみたかったのですが、なかなかチャンスがなく、できず終いで隊員生活が終わるのかな~と思っていました。しかし、日曜日の教会の後、近くに住む同僚の家へ行った時に「タオルンガをやってなかったよね?娘から教えてもらう?」といわれ、あれよあれよと話が進み、タオルンガを毎晩教えてもらうことになりました。56日間でタオルンガは覚えることができました。

発表会の日は、送別会も兼ねてくれ、名前の飾りつけやタオルンガの衣装の準備、私が大好きなサパスイ(春雨の醤油炒め)を作ってくれ、本当にうれしかったです。

タオルンガは緊張もあり、途中忘れてしまったりもしましたが、無事に踊りきることができました。それでもやはり伝統的ダンスなので日本人だと表現できない部分もあるな~と改めて思いました。

923

任地であるエウア島を発つ日でした。同じ任地の隊員、カウンターパートや保健師さんたちもも空港までお見送りに来てくれました。タオルンガをする機会を与えてくれた同僚家族たちも来るといっていたのですが、なかなか来ず。いつもはトンガンタイムで遅くなることばかりなのに、なぜかこの時ばかり、飛行機が20分近く早く出発するという事態。もう乗らなきゃというときに、車がやってきて、同僚家族とギリギリでハグと別れを言うことができました。

もしかしたら、もうエウアという土地に踏み入れることはないかもしれない、みんなと会うことはないかもしれない、と思うと、涙が止まりませんでした。

飛行機の席もよく、みんなに最後まで手を振ることができ、着陸ルートはいつもと違ったおかげでエウア島を最後まで眺めながら首都に到着できました。

振り返ればいろいろあった2年間でしたが、楽しかったこと、辛かったこと、落ち込んだこと、おもしろかったことなど、こんなに喜怒哀楽に溢れた2年間は、これから、もうないかもしれません。本当に素敵な2年間でした。