ユメニカケル~日々是気付~(酒井隊員は帰国しました)

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酒井 知美
長野県

タイプ/職種
青年海外協力隊
看護師
派遣国
大洋州
トンガ エウア島
一言メッセージ
トンガ王国の首都があるトンガタプ島から南東に40キロほど離れたエウア島で暮らす看護師。日々の小さな気付きから発信していきます。

 

第2回NCD研修@トンガ

2019.09.20

活動

もうあれから3週間近く経ってしまったと思うと時の流れは速いものです。

9月はいろいろと濃いことが多いので、また別ブログで9月の出来事を書きたいと思います。

今回は8月28~30日までトンガで行った、第2回NCD研修について書きます。

事の発端は、2月下旬にフィジーで行われたNCD研修でした。これについては今年3月に「NCDシンポジウムに行ってきました」というブログを書いてますので、気になる方はそちらをご覧ください。

それから2週間ほどしてから、任地が同じで、NCD対策のために派遣されているコミュニティ開発の隊員から、「トンガで第2回NCD研修を行いたい!」という話を受けました。

聞いた当初はびっくりしたし、本当に自分たちの力でできるのだろうか…というのが正直なところでした。

でも、この提案をボランティア調整員さんにしたとき、快く賛成してくれ、話は少しずつ動き始めました。

大洋州でNCD対策に携わっている隊員内でメーリングリストを作り、意見交換をしたり、どんなことがNCD対策として必要で学びたいかを話し合いました。

軌道に乗り始めたところで、この研修がなくなりそうになったこともありました。でも、ボランティア調整員さんを始め、様々なスタッフの方々の力があり、開催することが決まりました。

隊員とカウンターパートを合わせ、約30人ほど参加しました。参加国はフィジー、バヌアツ、ソロモン、PNG、マーシャルでした。前回参加しましたが、今回参加できなかった隊員たちも積極的に活動報告や資料を送ってくださり、みんなそれぞれ活動を頑張っていることがわかり、とてもいい機会になりました。

今回、大きく分けて、5つセッションを行いました。

  1. よりよい保健指導方法を学ぶ(モチベーショナル・インタビュー法)

  2. 活動で使用できるエクササイズを作成し、大洋州で広める

  3. ヘルシーミールコンペティション

  4. 多職種で話し合いNCD対策の方法を考える

  5. 啓発媒体の作成

今回は「隊員主体」で行ういうことで、ボランティアが一人ひとりいろいろなセッションの担当となり、研修を作っていきました。

一つひとつ書いていきたいところなのですが、とてつもなく長いブログになってしまいそうなので、印象に残ったことを。

前回の開催では、トンガ人は規格外の体型に唖然とし、「ロールモデルになる」という目標を掲げました。

そのあとから、カウンターパートと一緒に体重チェックを始めました。3月から始め、毎日体重チェックをしようと提案し、体重グラフを作成したのですが、なかなかカウンターパートの毎日体重チェックは難しく、2カ月が過ぎました。悩んでいましたが、毎日が厳しいなら1カ月に2回にしよう。それならまだやってくれるかも。と思い提案したところ、月2回であれば、こちらからも促しやすく、続けることができました。

そして、半年で私が4㎏、カウンターパートが3㎏ですが、体重を減らすことができました。目標には届きませんでしたが、それでも意識することで変われるということに気づけました。

この研修の最後に、今後の活動計画の策定をしたのですが、その時もこれからもやせるようにがんばろう!病院スタッフも巻き込んで!という目標もカウンターパートから出てきてとてもうれしかったし、小さいことでも成功体験はとても大切なんだなと思いました。

エクササイズのセッションではウォーミングアップやクールダウンを学んだり、ズンバをしたり、大洋州の伝統的ダンスをつなげ、「Pacific Dance」というものを作りました。

活動終了前であり、終了後の2週間でどれだけできるかがチャンスだったのですが、いろんな行事が入ってしまい、行うことができずとても残念でした。カウンターパートや後任にも託し、このダンスが広がることを願っています!

今回、このような大きい研修の運営側に携われてとてもいろんな経験ができました。運営側としては、至らない点も多く、自分の語学力は本当に足りないし、研修内容もみんながここから得られたことがあったのかな。とか終始不安がありました。

それでも、任地に帰ったら、新しいことが始められた!、カウンターパートの方からロールモデルになる!という発言があった!など、早速聞こえてきて、嬉しさもたくさんありました。

NCD対策はとにかく継続がカギです。今回の研修で学んだことをそのままにせず、これからも一人ひとりが小さいことでも続けていくことが大切なのではないかと改めて思いました。