JICA海外協力隊の世界日記

マンゴーの樹の下で

アマゾン森林破壊

550万㎢ってどのくらいの広さか想像がつきますか。

日本の総面積の約15倍です。

6か国にまたがり、南米大陸の約30%を占め、

地球上の熱帯雨林の半分に相当するのが、

アマゾン熱帯雨林です。

ここでは1日200億トンの水蒸気を放出しています。

降った雨が地面に浸み込み、

それを樹木が吸い上げて蒸発させ、そしてまた雨に。

この自然のサイクルにより、

アマゾン川流域の大気には、

通常の2倍の水分が含まれています。

そして密林の湿度を一定に保ち、また雨を降らせます。

アマゾンの気候は地球全体の気候に影響する、

と言っても過言ではありません。

しかし、年々、雨が少なくなって気候変動が加速化し、

多くの地域で干ばつが進んだり、

生物生息地が失われたりしています。

その原因は、森林破壊

過去40年間で1分間に2000本のペースで伐採され、

豊かな緑は大豆栽培や畜牛のための土地に変貌。

このまま進むと、あと15〜25年の間に、

アマゾンの熱帯雨林は生態学的に回復が不可能になってしまうとか。

大豆と牛肉の諸外国への輸出拡大で得る利益より、

失うものははるかに大きいのです。

人間の欲がもたらす環境破壊は、

回り回って人間の生活を脅かすことになります。

ブラジル国内だけでなく、

世界全体で早急に取り組まなければいけない問題

それがアマゾンの森林破壊です。

参考:Sustainable Japan / Mega Brasil / Gigazine

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