2015/08/22 Sat
他
日本ラチーノ学院
一時帰国中もブラジルの息吹。
日本ラチーノ学院を訪問しました。
車やシートベルトの製造工場がたくさんある琵琶湖の東側。
日系ブラジル人はそこで働く大切な人材。
その子どもたちが学ぶのが東近江市にあるこの学校。
山に囲まれたとてものどかな所にあり、
通うのは約120人の生徒たち。
幼稚園から高校まであって、ブラジル教育省に認可されており、
あちらの教育システムに沿ったカリキュラムが組まれています。
サッカーが盛んで、獲得したトロフィーの数はご覧の通り。
プロ選手が生まれるのも近い将来かもしれません。


日本語のクラスは週1回。
正規のカリキュラムに含まれておらず、成績には関係しないため、
子どもたちの意欲を引き出すのに苦労している、
とおっしゃる谷村昭仁先生。
テレビ番組を見たり、その内容を実際にやってみたり、
楽しく繰り広げられる授業にみんなしっかり取り組んでいました。
ブラジルへ帰って、
学校生活にスムーズに入っていけない帰国者は少なくありません。
子どもたちが笑顔いっぱいで過ごせる環境とは?
ブラジルで日本語教育に関わる者として、
考えさせられる日でした。
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