JICA海外協力隊の世界日記

マンゴーの樹の下で

◉北伯日本語教育◉

毎年恒例のベレンのブックフェアが、

5月29日〜6月7日に開催されました。

今年のテーマ国は日本。

日伯外交関係樹立120周年を記念して選ばれました。

30日の記念式典では、叙勲者や各日系団体の表彰が行われ、

配属先の北伯日本語普及センターも長年の功績が讃えられて、

山瀬楢雄理事長が賞状とメダルを授与されました。

1993年に設立されたセンターの会員校の生徒数は1231名

そのうち、非日系は74%

近年の日本ブームや日系企業進出により、

一時、減っていた学習者は、非日系を中心に増えてきています。

今回のブックフェアでも、

ブラジル人の日本文化への関心の高さを、改めて感じました。

ここの日本語教育の特徴は、

戦後に移住された1世の先生方が現役であること。

出稼ぎで親と日本へ行って、

成長して帰国した3世が教えていること。

結婚を機にブラジルへ来て教師をする、40歳前後の女性たち

どの方たちも、北伯を支える大切な存在です。

ブラジル社会への日本文化普及のために、先生方と力を合わせ、

120年の歴史を未来へつないでいきたいです。

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