JICA海外協力隊の世界日記

SAKAMOTO, search fire!

カムズ・ダムⅡのほとり

どうも、SAKAMOTOです!

配属先が管理するカムズ・ダムⅡに行ってきたので、ご紹介します。

配属先であるリロングウェ水公社は、設立から19年後の1966年、首都郊外にカムズ・ダムⅠを建設しました。

さらに1989年、首都リロングウェへの人口集中に伴う水需要拡大に対応するため、ダムⅠと接続する形でダムⅡを追加で建設しました。

ダムⅡのほとりは手入れされており、誰でも1,000マラウイクワチャ(約137円)ゲートで支払うと入ることができます。

ダムⅠ・Ⅱに溜まった水は、リロングウェ川の一部となってリロングウェ市へと流れていき、配属先により採水・ろ過・消毒されて私たちのもとへと送られてきます。

ゲートを入ると、駐車場の先には芝が広がる広場があり、週末にはピクニックをする人で賑わうそうです。

小さい丘の上に建てられた小屋からは、美しい眺めを楽しむことができます。

宿泊できるロッジも最近建設されたらしいのですが、宿泊者向けのアクティビティはあるのか気になっています。

そのアクティビティの創出と、あわよくば森林環境の楽しさや大切さを体験できるエコツーリズムの場を作れればと思っているのですが、まだロッジの新しい管理者とコンタクトを取れておらず、少し焦っています。

こんなに綺麗な場所なので、ぜひ楽しんでいってほしいです…!

一方で、このダムは地元住民にとって漁業の場となっています。

ダムの下流側はコンクリートのスロープになっており魚が上ってこれないうえ、ダム内では過剰に漁獲されてしまう(資源管理されていない)ため、ダム内の魚は減り続けているそうです。

また、地元住民によると、昔はワニを養殖している人がいたらしく、指名手配されたものの国外へ逃亡し逮捕から免れたそうです(笑)

 


以上、マラウイのダムのお話しでした!

発展途上といわれるマラウイにもダムがあることを知り、とても驚いたのを覚えています。

マラウイでは気候変動により、雨季が短く、そして強く短い雨が降るようになってきたそうで、下流のリロングウェ市に暮らす人々にとっては、無くてはならない存在になっています。

しかし、ダムは正義かといわれるとそうでもありません。

令和2年7月豪雨の被災地となった熊本県八代市坂本町では、災害時、洪水の被害があるたびにかさ上げされてきた河岸に大量の水が押し寄せ、想定されていた水位を超えて多数の人家を襲いました。

当時、被災者の方によると、上流のダムが緊急開放される瀬戸際まで雨が降り続けたそうです。もしダムが解放されていれば、下流の八代市は洪水被害に見舞われていたと言われています。

また、球磨川名物の鮎は、ダムで川がせき止められていると、そこから上流部に上れなくなってしまいます。現在、現地で食べられている鮎は多くが養殖されたものだそうです。

そして現在、地元住民が反対しているにも関わらず、丁寧な説明も、そして同意もなしに、さらに上流部に川辺川ダムの建設が進んでいます(説明会に参加された方曰く)。

ダムは本当にそこに必要かどうか。豊かな生態系や人の暮らしを壊してしまわないよう、しっかりとした議論が必要ではないでしょうか。

脱線してしまいました!今回はここまでとさせていただきます。

それでは、Tionana!

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