JICA海外協力隊の世界日記

SAKAMOTO, search fire!

動物紹介③ ~グレータークドゥ~

どうも!SAKAMOTOです。

今月最後は動物紹介で締めたいと思います。

マラウイ屈指の人気を誇るリウォンデ国立公園にてドライブサファリ中、ガイドが大きな哺乳類を発見しました。

ガイド曰く、グレーター・クドゥ(Greater kudu, Tragelaphus strepsiceros)だそうで、調べてみると、哺乳綱鯨偶蹄目ウシ科ブッシュバック属に属している、とのことでした。

※学名や分類階級についてはこちら(動物紹介① ~usipa~

実は、この動物はシカではなくウシの仲間なのです。

そして、テレビでチーターによく追いかけられる動物として有名な、インパラやガゼルも牛の仲間です。グレーター・クドゥを含め、これらはまとめてアンテロープとして括られています。

奈良公園の居候・・・おっとマスコットキャラクターあるいはシンボルとなっている二ホンジカは、エゾシカやヤクシカと一緒に偶蹄目シカ科に属しています。二ホンジカは二ホンオオカミが絶滅し、捕食リスクが減った日本で劇的に増えたことで、農作物を荒らす害獣のイメージが定着しているように思います。

また、最近では森林に生える低木をシカがほとんど食べてしまい、特に根っこの細いスギだけの管理されていない人工林では、土を支える植物の根っこが減少することで土砂崩れのリスクが高くなると言われています。

さらに、別のアンテロープを見ることができました!

こちらはセーブル・アンテロープ(Sable antelope, Hippotragus niger)です。

グレーター・クドゥは高さ1.5 m ほどでしたが、こちらは1.3 m ほどと少し小さかったです。

両種とも、茂みの中でじっとしていると体色や縞模様が保護色となり、見つけるのがかなり難しくなります。

この種の他に10種以上のアンテロープがマラウイに生息しているらしく、マラウイのアンテロープの多様性は豊かですねー!

 


いかがだったでしょうか。今回はグレーター・クドゥなどのアンテロープをご紹介しました。

このサファリでは、他にワニ、ライオン、カバ、ゾウを見ることができました。

THE!アフリカ!!な動物よりも、マイナーなところを攻めたいと思い紹介しました♪

楽しんでいただけたなら幸いです。

ではこの辺で。Tionana!

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