JICA海外協力隊の世界日記

SAKAMOTO, search fire!

水質調査のための採水(配属先敷地内)に同行してみた!

皆さんこんにちは!

日本では残暑に参ってらっしゃる方が多いと思います。ここマラウイでも、寒い時期が過ぎ、乾季の暑い時期へと移ろうとしています。ひえ~!暑すぎるの勘弁…!

先週、同僚が採水しに行くところに出くわしたので、許可を得て同行してみました。今回はその時の様子をレポートします!

配属先のリロングウェ水公社のヘッドオフィス敷地内には水処理施設が設置されており、敷地内で川から採水した後そのまま水処理を行います。

その各過程の水質に異常がないかを調べるため、担当職員が1日4回の採水を行い、ラボへ運んでいます。

同僚は、2か所の水処理施設の内の1か所にて、各プロセスの決まった場所で計10回の採水を行っていました。

それぞれの採水地の近くに置いてある長い棒に取り付けられたプラスチックの容器で水を掬い、持ってきた容器に器用に流し込んでサンプリングしていました。

地下タンクそばの水路パイプ水道蛇口などから採水しており、その過程で水処理施設も見学することができました。

ラボでチェックする項目は、重金属微生物含有量塩素濃度など。

それらはしっかりと水処理のプロセスで取り除かれる仕組みになっていますが、水中含有量が一定ではないため、それらをモニタリングしながら水処理を行う必要があります。

そして水質のチェックはいくつかの機器を使って行っているので、停電中は作業がストップしてしまいます。

採水は水質の確認のための重要な準備である、ということですね。

以上、採水の見学をお届けしました!いかがだったでしょうか。

今回は施設内の水を採水していますが、リロングウェ市内、採水するリロングウェ川、および上流部のダムの水質もチェックしているそうです。

それらが毎日運ばれてくるので、ラボは毎日大忙し。最近研修生が5人来たので、同僚の負担が軽くなりました。

研修生にそんな大事な作業を任せるほど、人手が足りていなかったようです…。

また一つ、水道施設および水処理の裏側を知ることができてよかったです!同行を許してくれた同僚に感謝。

3番目の水処理施設が現在建設予定だそうで、そうなると職員を増やす必要がありますがどうなることやら。

ラボの奥にある自分のオフィス部屋に向かいながら、今日もそんなことを考えていました。

今回はここまでとさせていただきます。Tionana!

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