JICA海外協力隊の世界日記

SAKAMOTO, search fire!

マラウイ最高峰へ!~Mt. Mulanje~ Part. 1

3,000メートル級の山へ、いざゆかん...とその前に

 

読者の皆さん、ごきげんよう(登山回だけ、このテンションにお付き合いいただけると幸いです)。

今回はマラウイ最高峰であるムランジェ山に挑んだ記録パート1をお届けする。

ムランジェ山はマラウイ国南東部のムランジェに位置する、マラウイにおける最高峰。最も高い山頂のSapitwa Peak(サピタピーク)は海抜3,002メートル。

…マラウイに来た時から耳にしていた。果たしてこの山のてっぺんはどんな姿で、そこから見る景色はどれほど素晴らしいのか。

 

ムランジェへ移動、そして到着

 

この山へ登るために、他隊員たちとともにムランジェを目指した。

IMG_8454.JPG

首都リロングウェからは、大型高速バスで5時間ほどかけてブランタイア市に向かい、そこからムランジェまで2時間かけてガイドの車で移動した。

ムランジェに入り、山のふもと近くのモーテルへ移動。町の中心部を抜けてモーテルを目指していると、突如としてドでかい岩山が姿を現した。なんだこれは…!

IMG_8464.JPG

あまりにも唐突に出現したムランジェ山の佇まいは、まるでプッチンプリンみたいに空から降ってきたかのような印象を我々(恐らく私だけ)に与えた。

モーテルからのムランジェ山は、圧巻だった。

IMG_8466.JPG

茶畑が広がるのどかな風景のその先にある、絵に描いたような山肌に思わずハッとさせられる。その奥から飛び出してきた雲が、さらにその存在を際立たせている。

誰も寄せ付けないかの如く切り立った岩山の断崖だが、どのようにして我々はこの大岩を攻略できるのだろうか。全く想像もつかない。

ちなみに直前まで歯科に通っていた男は(こちらをご参照ください→マラウイの歯科に通った男)激しい運動を控えており、大した運動もできていない(笑)

―自分に登れるのか?

不安を凝縮した疑問が自ずと生まれる。しかし登ってみるまでわからない。

この胸の動悸は不安か、それとも武者震いによるものか。登ってみるまでわからない。

 

登山の計画・準備

ガイドと立てた計画は、2泊3日で登頂し帰ってくるついでに滝を見に行く、というもの。

1日目:6時間山を登り、Chisepo hut(チセポハット)と呼ばれる山小屋で宿泊。

2日目:3時間かけてSapitwa Peakを目指し、2.5時間でChisepo hutに戻って昼食、その後途中から行きと異なるルートでChambe hut(チャンべハット)へ向かい、宿泊。

3日目:遠回りして滝を見に行き、そのまま下山。

とりあえずホテルでは、移動疲れを回復させるとともに明朝からの登山に向けての英気を養うため、名産のパイナップルを中心としたフルーツをいただいた。

計画どおりの登山をイメージしながら、興奮を抑えて眠ることにした。

―パート2へ続く―

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