JICA海外協力隊の世界日記

SAKAMOTO, search fire!

マラウイってどんな国?Part. 1

皆さんこんにちは!今回はマラウイの地理や気候についてご紹介します。

 

あの~、マラウイってどこ?

この質問、よくされます(笑)

マラウイはアフリカ大陸の南東部に位置し、タンザニア、ザンビア、モザンビークの3国に囲まれる、南北に細長い内陸国です。また、国内東部にはこれまた細長い大きなマラウイ湖があります。マラウイ湖については後日詳しくご紹介しますのでお楽しみに。

国土の多くが写真のような高原や岩山に覆われ、南部と一部地域を除けば、1,000m 近い標高の町もしばしばあります。私が暮らしている首都リロングウェの標高はおおよそ1080m。少し運動しただけで息が切れてしまいます。

 

マラウイの気候

派遣されてから約11か月経ち、雨季から乾季への移り変わりを体験し、現在また雨季になろうとしています。乾季真っ只中は一切雨が降りませんでしたが、時々、強い雨が一時的に降るようになりました。

マラウイは熱帯気候ですが、標高の低い地域でなければ、そんなに暑くないです。…嘘です。標高の高い首都でも、乾季の終わり~雨季の始まりはスーパー暑いです。

5月から6月にかけて雨季が終わり、11月から12月にかけて乾季が終わりを迎えます。6月頃が最も寒く11月頃が最も暑いです。リロングウェの6月と11月の最高・最低気温はそれぞれ23℃・7℃、30℃・16℃ ほどです。なので今は日中は暑いですが、夜寝る前に家の空気と外気を入れ替えれば問題なく眠れます。

マラウイ国内の地理と人口

マラウイは北・中・南の3つの州に分かれ、3つの州合わせて28の県があり、県の下に多数の市町村が属しています。上の図の赤点は市、白点はその他主な町村を示しています。

2018年度に発表された資料(2018 Malawi Population and Housing Census Main Report)によると、マラウイ全体の人口は約1756万人で、人口密度は約148人/㎢ です。つまり1㎢ あたりにおよそ148人のマラウィアンが暮らしている計算になります。

ちなみに日本は約334人/㎢ (総務省統計局、人口推計(2018年(平成30年)10月1日現在)‐全国)なので、この時点ではマラウイの人口密度はその半分以下となりますが、マラウイの人口は年々増えています。いずれ日本並みの人口密度となる日が来るかもしれません。

同資料からマラウイの各市町村の人口を比べると、中部州に位置する首都のリロングウェ市(989,318)が最も人口が多く、次いで南部州のブランタイヤ市(800,264)、北部州のムズズ市(221,272)と続きます。特にリロングウェとブランタイヤの人口は、それぞれが属する州の(市町村ではなく!)の人口密度の平均値を超えていることから、中部州ではリロングウェ市が、南部州ではとブランタイヤ市に人口が集中していることがわかるかと思います。


さて、今回はマラウイの地理と人口についてお話ししました。いかがだったでしょうか?

マラウイの国の形、特徴的ですよね!どこかの芸人さんにかかれば、すぐに手で持っちゃいそうです(伝われ)。

来月からは、引き続き①マラウイについて、②活動 or 暮らしについて、それぞれの記事を第1・第3金曜日に公開できるようにしたいと思います。余裕があれば、月の最後の週に動物紹介もしますので、こうご期待!

それでは、Tionana!

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