JICA海外協力隊の世界日記

東ティモール的日常

雨季(テンプーウダン)

上の写真は雨の降ってないときの川の写真です。

東ティモールの雨季は11月からだいたい4、5月まで。日本で何年か前によく降ったゲリラ豪雨のもっとすごい雨が1,2時間急に降って来ます。この凄い大雨に初めてやられたときは、本当に落ち込みました。

朝昼の稽古を終えてくたくたになりながら夕方の稽古に向かう途中にこの大雨にやられ全身ずぶ濡れ、

鞄も中身の道着もびしょびしょで肩が外れそうなぐらい重くなり、前も見にくいので自転車も押して道場まで向かう事に。本当に

急な大雨に凄いショックを受け、悲しくとぼとぼ歩いていましたが、町の人達はなにか凄く楽しそうにしていることに

気がつきました。上半身裸になってニコニコ歩いている人、若者達は団体ではしゃぎながら町を練り歩いたりしています、

そしてすれ違うほとんどの人が嬉しそうに「よう!コレガ今日はシャワーせんでええぞ!まあ俺んちシャワー無いけどな!」

(コレガは友達の意味)と決まったように言って来ます。最初は、さっきも聞いたわ、うるさいのう!俺は悲しんどるんじゃい!

と思っていましたが、なんかだんだんと町の人達が私を励ます為に言ってくれている気がして来て

「おいコレガ!何をうんこ踏んだみたいな顔して歩いとるねん楽しめ楽しめ」と言っているような気がして来て、

道場につく頃にはすっかりと元気に戻っていました。そして道場の扉の前でも合気道の生徒達が嬉しそうに私を見つけて

「おい先生!今日はシャワーせんでいいぞーまあ俺らんちシャワー無いけどな」とはしゃいでいました。

今は東ティモールの雨季が大好きです。

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