2015/03/17 Tue
活動
協力隊フィールド調査団
青年海外協力隊フィールド調査団についてお知らせします!
先日、協力隊フィールド調査団メンバーで報告会を行いました。
もう少しで帰国される隊員の方の結果報告では、「算数教育の充実と改善」というテーマで発表が行われ、現状の分析が丁寧に行われていました。セネガルの先生たちの得意なところと苦手なところを分析し、いいところを伸ばしていけるように授業改善案を出されていて、とても参考になりました。
協力隊フィールド調査団は、自身の活動に沿ったテーマ設定を行い、開発学/ビジネス/コンサルティング/マーケティングなどで用いられる分析ツールや思考法を用い、かつメンターと呼ばれる専門家などの支援を受けながら、設定テーマに沿って自身の周辺状況・環境を掘り下げて分析し、結論を得る調査を行っています。
「現場知」
現場をたくさん見て、知っている協力隊だからこそ見える「気づき」がある、ということを大事にして活動を行っています。
セネガル以外にも、ガーナ、ケニアなどのアフリカ諸国、アジアなどでフィールド調査団の活動は行われています。
フィールド調査団のホームページもあります。ここには、調査の結果や活動内容なども発信されています。ぜひご覧になってください。
私もセネガル4次隊調査団のメンバーに入っています。今回は中間報告をさせてもらい、今後の活動の方向性を出しました。
私は「セネガルカフリン県の小学校における情操教育の実施状況」というテーマで調査しています。学校での巡回訪問の中で、授業観察、先生方との会話から見えてきたことを背景に、浮かび上がってきた問題点を解決していくためにはどうしたらいいか考えていきたいと思っています。
具体的には、Guide pédagogiqueというセネガルの日本でいう学習指導要領があるのですが、そこに書かれている内容が実施できていなかったり、特定の分野のみ実施されていたりしているということがわかってきました。
解決策を探っていくために仮説を立て、これから検証、実践していきたいと思っています。
他の4次隊メンバーも発表し、「村の野菜の摂取率を上げるには?」「スポーツドリンクの普及の可能性は?」「パソコン操作のマニュアルの普及のために」など様々なテーマを取り上げていました。
今後の方向性を出していくために、メンバー同士意見を出し合ったり、メンターと呼ばれる専門家さんからも意見をたくさんいただいたりしました。
特に、メンターの方には、発表以前からメールでたくさんのアドバイスをいただき大変勉強になりました。協力隊の有志のメンバーである調査団の活動をこんなに丁寧に指導していただける方がいて本当にありがたいと思っています。
これからの活動も楽しみです!
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