2015/04/10 Fri
活動
学校での一コマをふりかえって
学校巡回の中では、たくさんの子どもたちや先生方に会うことができます。
日本ではなかなか見られないような光景や、ほほえましい光景もたくさん見ることができます。
セネガルの学校での一コマです。ご紹介します。
1枚目の写真、子どもが黒板に答えを書いているのを見守る先生。その先生は、赤ちゃんをおんぶしています。
赤ちゃんや小さい子を連れて学校に来る先生は、けっこうよく見かけます。
小さい子は学校の子どもたちに混ざって座っていたり、教室の中でうろうろしていたり。
みなさん、子育てもお仕事も頑張っています。小さな子を抱えながらの授業は本当に大変だと思うのですが・・セネガルのみんなで見守る環境があれば、安心です。
2枚目の写真
本当は2人掛けの椅子つきの机。座る席が足りず、子どもたち5人で座っています。
少し、前後になりながら。
端の子は、落ちないように何度もお尻の位置を動かしています。
書くときは大変。ゆずりあいながら順番に書いています。
もう座ってられない!と立って書き出す子もいて・・
健気な子どもたちの姿です。
算数の授業での一コマです。
個数と順序数の違いを、先生は黒板で説明していたのですが、どうも子どもたちはあまり理解していない様子でした。
そこで先生は、みんなを順番に並べて数えさせます。
15人います。○番目は誰?
先生は数える人を決めて、その子に数えさせていたのですが、数えていく中で15人いないということがわかって、慌てて先生が後ろに並んだ様子がとてもほほえましかったです。
この後、授業どうしたらもっとよかったかな?と私に聞いてきてくれた先生。
「一緒に」考えていくこと。
教師の仕事は大変なこともたくさんあると思います。その辛さや悩みを共感しながら一緒に授業について考えていきたいです。
私が、セネガルの先生の代わりになって何かするのではなく、先生と一緒に授業の準備をしたりお話したりしていくことを大事に活動したいと思っています。
来週、2週間のパック休みが明けて授業が始まる予定です。
先生と一緒に自分ができることは何か?
残り任期1年。
セネガルの学校にいられる期間は限られています。
一日一日、一人一人との出会い、一つ一つのできごとを大切にしながら、セネガルの子どもたちや先生方と過ごしていきたいです。
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