JICA海外協力隊の世界日記

青年海外協力隊 セネガル滞在記 ~Pas à pas~

にほんまつり

先日、ダカールにあるCESAG(Centre Africain d’Etudes Superieures en Gestion 日本語では「経営・企業・組織高等研究所」)という学校で「にほんまつり」が行われました。

ここの学校は日本語教師隊員が配属されていて、今回はそのお手伝いをしました。

CESAGは、西アフリカの銀行BCEAO 出資のビジネススクールで、西アフリカ各国から学生が集まっており、学生は約1200人が在籍しているそうです。経営学、教育学、保健・健康など多様な専門分野があり、コースは学部と修士課程があります。日本語教育の歴史は長く、2000年から青年海外協力隊の受け入れをしているようです。

ここで日本語を受講している「CESAGにほんごくらぶ」のメンバーが中心となって行われたお祭りが「CESAGにほんまつり」です。今年で6回目となりました。

始まる前に、教室の様子をのぞかせていただき、日本についての手作りの掲示をたくさん見ることができました。また、日本語教師隊員と学生さんとのやりとりもおだやかで素敵で、いい関係を築きながら授業をされている様子が伝わってきて、心があたたまりました。

さて、13時始まりと言っておきながら、やはり14時半頃に始まってしまうというセネガルのゆったりしたリズムの中、お祭りが始まりました。

全て学生が中心となって行われます。司会の方は、日本語とフランス語の両方で説明していました。

まず始めは、ステージ部門

スクリーンでの発表がたくさん行われました。

劇「さるかにがっせん」、伝統文化紹介(ビデオ上映)、学生による日本文化紹介プレゼンテーション(日本のメーカー・企業/マンガ/テレビゲームなど)、日本文化に関するクイズ、いろいろな衣装(ファッションショー)と盛りだくさんでした。

日本車、精密機械企業、アニメなどはセネガルでもすごく人気があります。プレゼンテーションでは、セネガルのお客さんたちも「コニカ」「ナルト」などと声を上げていました。

クイズも大変盛り上がり、答える時には私に当ててくれ!といわんばかりでした。小学校での授業を見ていてもいつも思うのですが、まるで子鳥が親鳥に餌をねだっているような感じです。当たっていた時には、「やったー!」と喜びを素直に表現しているお客さんたち。

セネガルの方のそういう素直なところは、見ていてほほえましくなります。

その後は、ダンス「ジンギスカン」、歌「明日があるさ」「夢」の発表がありました。日本語教師隊員の学生さんたちと一緒に楽しそうに踊っている姿や、学生さんが日本の歌を一生懸命歌っている姿を見て、とても感動しました。

さてステージ部門が終わった後は、中庭でブース部門です。

各任地からお手伝いに来た30名ほどの協力隊員が中心となって行いました。

内容は、日本食試食(焼き鳥、お好み焼きなど)、日本文化紹介(習字、おりがみ、けんだま、だるまおとしなど)、日本のファッション体験、スポーツ体験コーナー(野球、合気道、剣道、空手)などです。合気道、剣道、空手はデモンストレーションが行われました。

私は、日本文化紹介の担当になり、セネガルの方にひたすらけん玉を教えていました。

みなさんとても夢中になって行っていて、すごくうれしかったです。

どこのブースも大変な盛り上がりで、休む暇なしという感じでしたが、あっという間に時間は過ぎてしまいました。

今回もたくさんの技を披露していた協力隊の仲間たちです。

日本の文化をたくさん紹介でき、多くの方に日本を知ってもらうきっかけとなったのであれば幸いです。

今回は当日だけの参加で、事前準備などには何もかかわれなかったので、当日に至るまでたくさんの準備をされてきた日本語教師隊員とCESAGの学生さんに改めてお疲れ様!と言いたいです。素敵な一日ありがとうございました!!

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