JICA海外協力隊の世界日記

青年海外協力隊 セネガル滞在記 ~Pas à pas~

雨期のセネガル

セネガルは7月頃から雨期に入りました。

長い長い乾期を乗り越え、待望の雨です。

だいたい7月から10月頃までが雨期の季節になります。

雨期は、セネガルの人たちもウォロフ語で「ラフェット ナー(きれいだね)」というくらい、緑がきれいです。

乾いた砂の大地をずっと見てきているので、その感動もひとしおです。

乾期の様子を上と下の写真を比べてみると違いは一目瞭然です。

雨期は農家の方にとって恵みの季節です。

一家総出で農作業をします。

セネガルでは、ミレットや落花生、とうもろこし、オクラなどがよく育てられています。

昨年の雨期の始めにセネガルに赴任したのですが、昨年は雨がとても少なかったそうです。

今年はというと、毎日のように、少なくとも2日に一回は雨が降っていると思います。

雨が降るときはすぐわかります。

まず、強い風がびゅーっと吹いてきます。そのあとが大変。すぐにバケツをひっくりかえしたような雨が降ります。30分から1時間くらいで止むことが多いですが、2~3時間しとしとと降り続くこともあります。

雨が大量に降り、水はけが悪いところでは、道が水没してしまうこともあります。

家が浸水ということも少なくありません。

セネガルの人はあまり傘を差しません。雨が止むまで雨宿り

急ぐことはない、のんびりとした生活があります。

セネガルは1年中暑い・・ですが、雨期の暑さはまた違った辛さがあります。

日本の夏のように蒸し暑いです。

乾期のセネガルは洗濯物があっという間に乾いてしまうのですが、雨期はなかなか乾きません。

そして、蚊や虫が多くなる季節です。

2~5月頃暑すぎていなくなっていた蚊がまた出てきました。油断大敵

毎日悪戦苦闘しています。

昨年は、蚊に刺されたあとが飛び火し、化膿してしまったこともありました。

本当に辛い季節です。

雨期に限らず1年中ですが、蚊帳の中で寝ています。そして、マラリア予防薬も忘れず飲んでいます・・

また、雨期は停電も多くなります。

この記事を執筆中も何度中断を余儀なくされたことか・・

夜に停電になってしまったら本当に何もすることがありません。

懐中電灯のもと、本を読むこともありますが、まあそんなときは家の屋上にのぼって星空を見上げるのが一番です。

雨期の方が乾期より空が澄み渡って星がきれいに見えると思います。

乾期は砂で空がかすんでしまうのです。

雲が出ていなければ、満天の星を見ることができます。本当に素敵です。

遠く日本を思いながら

今、私はセネガルにいます。

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