JICA海外協力隊の世界日記

書きたくてUZウズ

UZ010 集中講義 おわる

【▲画像:受講生と記念撮影】

6月2日金曜日、5月8日から始まった集中講義がおわる。

私の講義は先週(5月26日)までで、他の科目や試験は今週もあった。

先週の最高気温は30度、今週は36度まで上昇。
終日湿度は30%程度、朝は20度前後で快適。
講義期間中、酷暑に至らず良かった。

講義最終日の出欠確認の際、居住地と職業について受講生に尋ねた。
回答の集計結果は以下の通り。有効回答数は87。( )内は該当者数。

【居住地】
タシュケント市(40)、ナマンガン(14)、カラカルパクスタン(7)、ジッタ(5)、スルハンダリヤ(4)、ブハラ(3)、カシュカダリア(3)、サマルカンド(2)、ホラズム(2)、ナヴォイ(2)、フェルガナ(2)、アンディジャン(2)、タシュケント州(1)

【職業】
公官庁(36)、企業(20)、教員(17)、教育機関職員(12)、求職者(2)
※企業20名のうち5名は金融機関勤務、教員17名のうち10名は職業訓練校勤務。

上の画像は配属先のカメラマンが撮影。講義終了時、たまたま教室入口前におられたので、彼がいつも持ち歩く一眼レフカメラで撮影をお願いした。ありがとうございます。

「いいアングルだね。」

我々の退出後、同じ教室で行われる修士論文口頭試問の様子を撮影する為に、彼が早めに教室前に来ていた。
集合写真を撮りたい時にカメラマンがいる。なんて運が良いのだろう。ついてる。

【▲画像:最終試験に取り組む受講生】

最終試験はグループ研究課題を、ウズベク語または英語で論述する。

採点業務を、私の講義の通訳者に手伝って頂いた。ありがとうございます。

成績評価は、出席、グループ活動と最終試験の合計点で行う。

単位認定のための出席要件あり。

高等教育・科学・イノベーション省(Ministry of Higher Education, Science and Innovation)は、UZの大学教育の質を管理しており、各科目の単位認定対象の条件を、出席率75%以上と定めている。これに従って、履修登録者から単位認定対象者を選定し、成績をつけた。

この条件を満たない受講生は少なくない。受講生に出席要件が周知されているのであろうか。今、私にできることは、出席率を改善するように授業づくりに取り組むこと。

期間中、受講生は講義や演習に出席したことはもちろん、INNOテクノパーク(スタートアップ企業をサポート、起業家の経験や知識を共有する場)の現地視察もあった。

私も視察に参加したかった。カウンターパートに、次回は私も連れて行ってほしいとお願いした。視察した際は、世界日記で報告する。



受講生のみなさんへ 
 ウズベキスタン全域から大学院生が集う機会に、みなさんの講義を担当させて頂いたことを光栄に思います。

 オフライン開講科目の履修を通じて、今までパソコン画面越しに見ていた受講生との親交を深めたことに加えて、新しい出会いもあったと思います。州域を超えた異種業交流を通じてキャンパスライフを楽しみながら、仕事と学業の両立に努め、修士論文研究を推し進められることを願っております。

 タシュケントキャンパスにお越しの際は、是非、私のデスクにもお立ち寄りください。来年の大学院修了式・学位記授与式で再会できることを楽しみにしています。

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