JICA海外協力隊の世界日記

書きたくてUZウズ

UZ008 集中講義 ~ ゼミ編

ゼミ(演習)は「少人数の授業、学び合いの関係構築の場」と理解していたが、今回は1クラス65名のゼミ。

ゼミ配当時間のクラス運営をどうするか。

1クラスを半分にして個人発表の機会を設けたいが、3週間という時間制限と教室数の制約から、この案は実現できない。

そこで、グループ研究・報告という形で、65人のゼミ(超人気ゼミ)を実施することにした。

1グループ構成員5~6人、12グループの発表。

2クラス担当。

前回(UZ007)、図書室のレクチャー風景を掲載しました。今回は、大教室で実施するゼミ活動をお届けします。

グループ研究課題を何にするか。

レクチャー配当時間に、日本経済の奇跡、日本的経営の特徴(終身雇用、年功序列、企業別労働組合)や「失われた30年(バブル経済崩壊後の景気低迷)」について説明している。

ゼミ運営で大切なのは、受講生が主体的に学ぶ姿勢を養うことである。教員は、ゼミの時間に多くを語らず、ゼミ生に学び合いの関係構築の場を提供する。

受講生はアントレプレナーシップ専攻なので、きっと成功した起業家のマインドセットに興味・関心があるだろう。グループ活動を通じて、日本に対する受講生の関心がさらに高まることを期待したい。

そこで、各グループで日本の創業者を調べて、パワーポイントで資料を作成し、研究報告することに決めた。報告後に質疑応答の時間を設けた。

最上の画像は、あるグループが導入でアイスブレイクを行う様子。

2番目の画像は、受講生がチョコレートでコーティングされた珈琲飴を全員に配る様子。

7年前(2016年)、私のゼミ生が海外でプレゼンした際に、現地の参加者全員にミルキーを配っていたことを、ふと思い出した。

ちょっとしたことで、場の雰囲気が和む。

飴ちゃんコミュニケーション、いいね。

最後の画像は、4グループの研究報告の様子。

使用言語は、ウズベク語または英語。

各グループが報告した創業者は、画像左上から時計回りに、永守重信(ニデック)、鈴木敏文(セブン-イレブン)、山内溥(任天堂) 、柳井正(ファーストリテイリング)。

評価項目は、調査状況、資料の見やすさ、報告姿勢、報告時間の有効活用の4点。

さらに、グループ内の役割分担を自己申告してもらい、それを基に個人評価も行った。
 
受講生のみなさん、研究報告、お疲れさまでした。

65人のゼミも楽しい。おもしろい。

ありがとうございます。

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