JICA海外協力隊の世界日記

書きたくてUZウズ

UZ055 結婚式

【▲画像1:フラワーアーチが飾られた玄関】

赴任以来、UZの結婚式に参加したいと思い続け、運良く、その思いが、ナマンガン滞在中に実現しました。

タシュケントで、集合住宅の階段前をフラワーアーチで飾り、打楽器や管楽器で演奏している光景を見かけたことがありますが、UZの結婚式への参加は今回は初めてです。

UZの結婚式は自宅で開催されることが多く、親族、友人、同僚はもちろんのこと、ご近所さんも招待して、新郎新婦2人の新しいスタートを祝います。

ここでも、自宅で、2日間の結婚披露宴が執り行われました。

今回は、親族の方に、自宅会場を案内してもらいました。

新郎宅の玄関には、フラワーアーチが飾られています(画像1)。この辺りに、数多くの参列者が集まり、みんなでウズベク料理とダンスを楽しみます。

参列者がとても多いので、ホスト側は大量に料理することになります。自宅会場の庭で、火をし、大きな鍋でプロフ(Plov)をつくり、マキ焚給湯器でお湯を沸かして、お茶を準備していました(▼画像2)。

【▼画像2:プロフ調理鍋とマキ焚給湯器】bE0DPAUBjRLyDOH1702287328_1702287421.jpg

【▲画像3:ダイニングルーム】

食事は男性と女性に分かれて食事します。ダイニングルームの座卓には、プロフ、お菓子、果物、ナンなどが並べられています(画像3)。

UZ004で紹介した配属先で食べたプロフ。

ここでも、1皿のプロフを2人でシェアして食べます。各々がスプーンを使い、プロフをいただいている間、人の優しさや気遣いを感じます。

私たちが食事をしはじめ、時間が経つにつれて、徐々にダイニングルームに参列者が集まり、とても賑やかな会食となりました。

出されたプロフやアルコール飲料(ウォッカ)は、みなさんと歓談しながら、完食・完飲するようです。

【▲画像4:ダンスを楽しむ参列者】

UZの結婚式は、ダンスで盛り上がります。

打楽器や管楽器の音楽隊が軽快な音楽を奏でてて、それに合わせて、参列者が自由に楽しく踊ります(画像4)。

画像4の左側に、たくさんの布をもっている女性がいます。彼女たちは、「上手に踊っている」と思った人の腰に、伝統的なUZの柄模様が描かれた布を巻きます。

参列者は引っ切り無しに踊り続け、スティルト(西洋の竹馬)パフォーマーも登場しました(画像5)。

【▼画像5:スティルトパフォーマー】
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今回、私はアルコール飲料を口にしませんでしたが、ダンスを参列者と一緒に楽しみました。うれしいことに、観客の一人が私の腰に布を巻いてくれました(画像6)。

【▼画像6:観客が私の腰に巻いた布】
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新郎のご親族さん、私たちに気さくに声を掛け、とても温かく迎え入れていただき、ありがとうございました

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