JICA海外協力隊の世界日記

書きたくてUZウズ

UZ071 サクラサク!

【▲画像1:桜の開花】

ウズベキスタンの3月21日は、みんなで春の訪れを祝うNavruz(ナウルーズ)である。

1週間前のタシュケントは雪が降ってかなり寒かったが、その後は急に暖かくなり、ナウルーズに合わせて桜が開花した(画像1)。

ペルシャ語で「新しい日」という意味をもつナウルーズ。UZだけでなく、中央アジア地域及びペルシャ文化圏で行われている伝統的な行事である。

屋外・街頭大型ビジョンには、春らしい草花のイラストやNavruzの文字が映し出されて、街全体に春の息吹を感じる。

【▲画像2:噴水ショー、民族舞踊、植樹】

この日、ウズベク人の友人と一緒に、Tashkent City ParkとMagic Cityに行ってきた。

ナウルーズに大きい公園や広場に行けば、噴水ショー、民族舞踊、植樹などが楽しめる(画像2)。

さらに、大きな鍋をつかってスマラク(Sumalak)をつくり(▼画像3)、来場者に配られる。

スマラクは、発芽した小麦を茶色くペースト状になるまで、1日かけて鍋の中をかき混ぜながら煮込む。調理の時に、心の中で願い事を唱えるらしい。味はほんのり甘い。

【▼画像3:Magic City のスマラクづくり】
72-5.jpg

【▲画像4:家主さんから頂いた物】

ナウルーズは家族や近所の交流が行われる時でもある。

外出前に、家主さんがお奥さんとお子さんをつれて、ナウルーズのお祝いのあいさつをしにきた。(お子さんは2歳半で、いつみてもめっちゃ可愛い。)

その際、家主さんから食べ物(画像4)を頂いた。ありがとうございます。

一番大きく丸いものはネギ入りナン(Piyoz Non)、その右はほうれん草のソムサ(Ismaloq somsa)、白いものはニショルダ(Nisholda)、その右にある茶色いものはスマラク(Sumalak)。

ニショルダは、卵白、砂糖とハーブ等から作られる。これも調理に時間がかかるようだ。ムースのような触感で、スマラクよりかなり甘い。

カラフルな布と黄色のリボンがついた容器の中身もスマラクであり、これはデリバリーサービス会社(Yandex Eats)の従業員が駅前で配布していたもの。

ナウルーズにスマラクをもらうと嬉しい。春の到来を感じてワクワクする。

Navruz Tabriklayman!(ナウルーズおめでとう!)

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