JICA海外協力隊の世界日記

書きたくてUZウズ

UZ077 巻き寿司作りを見学(2)

【▲画像1:巻き寿司作りの様子】

UZのマクタブ(学校)は、6月から夏休みに入る。学期末の今、学校で活動する隊員仲間の多くは巻き寿司イベントを企画している。その時必要になる調理道具が「巻きす」。できるだけ多くの子供たちに巻き寿司作りを体験してもらうためには数多くの「巻きす」を必要である。「巻きす」所有情報を隊員の間で共有し、イベント企画隊員は最善を尽くしていた。

昨年10月(UZ046)に巻き寿司作りイベントを見学した。その際は調理しなかったが、今回は私もみなさんと一緒に巻いてみる。見様見真似で1日寿司職人になろう。

巻き寿司作りイベントを主催した隊員仲間は、子供たちのために、酢飯、海苔、ツナ、イクラ、キュウリ、鶏そぼろ、カニカマ、クリームチーズなどのバラエィーに富む具材を購入し、彩りキレイな巻き寿司も自ら作っておられた。今回はコメ16合炊いたそうだ。頭が下がる思いです。

【▲画像2:巻き寿司を切る様子】

参加した児童・生徒は、巻きすの上に海苔を置き、適量の酢飯をよそい海苔の上に広げる。酢飯はなかなか広がらない。手を湿らせると米粒が均等に広がるらしい。

子どもたちおのおのの好みで具材を選び、酢飯の中央におく。ここまでは子供たちも私もできる。私が担当した子供たちは、具材としてクリームチーズとイクラを必ず選んでいた。

しかし、巻くのは難しい。巻くというシンプルな動作だが、キレイに仕上げるためにコツをつかまないとできない。子供たちに「巻いてほしい」と頼まれるのだが、上手にできない。寿司飯の手前と奥の端を合わせるように巻くようだ。子供たちのサポートを続けていきながら、巻き方もうまくなった気がする。

最後に、巻き寿司の切り分け。包丁を使うので安全第一で。中高生には自ら包丁を持たせて(画像2)アドバイスし、小学生が作った巻き寿司については、私が包丁を握り、キレイな断面が見えるように切ってあげた。包丁を大きく動かすのがポイントらしい。

作り終えた子供たちは、自ら調理した巻き寿司をほおばっていた。思わず笑みがこぼれる。酢飯と具材が絶妙に組み合わさった巻き寿司は絶対に美味しい。他の隊員が持参した「お吸い物」は巻き寿司の美味しさを引き立てた。

児童・生徒にとって、きっと思い出に残るイベントとなったでしょう。

UZの小学生と交流するは今回がはじめて。いつも30代・40代の社会人を相手にしているので、とてもかわいく思う。このマクタブは以前にも訪問させて頂き、生徒や教職員の中に私を覚えておられる方々がいたので、とても嬉しかった。

今回もたくさんの笑顔に出会えました。子供たち、教職員と参加された隊員とともに楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

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