2023/12/22 Fri
人 文化 生活
UZ058 出産祝い
【▲画像1:会場の円卓テーブル】
昼休憩前、突然、配属先の研究科長から、「プロフ(Plov)を食べにいこう」と声を掛けて頂いた。
私は「喜んで行く!」と答え、デスクの上を片付けて、同僚のみなさんと一緒に、職員室を後にする。
階下の食堂でプロフを食べるのかなと思っていたが、意外なことに、エントランスのある1階まで降りた。玄関前には、数多くの職員が待っている。
「どこで食べるのか」と、私のそばにいた同僚に尋ねると、「国際フォーラム宮殿(Palace of International Forums)の裏手にあるレストラン」とのこと。
ほどなくして、私たちは、数台の同僚の車に分乗して、会場のレストランに向かった。移動時間は10分ほど。
レストラン入口では、教務課長が私たちを出迎えていた。今日は「教務課長の親族の出産祝い」ということで、我々はお呼ばれされたようだ。
ありがとうございます。
我々の他にも、次々と会場に入ってきて、準備された多くの円卓テーブル(画像1)に着席していく。その人数は100名ほど。
平日の昼時に多くの人々が一堂に会することはもちろん、来場者全員が男性であることに、私はとても驚く。
【▲画像2:国際フォーラム宮殿】
会場近くの国際フォーラム宮殿(画像2)は、人気の写真撮影スポット「アミール・ティムール像」(UZ033の画像3)の背後にみえる白い建物。
祝典のはじめに、年長者によるスピーチと歌があり、その後にみんなで祈りをささげてから、会食が始まった。
まずは果物、サラダ、ナン、馬肉の燻製、ナッツを、お茶と一緒に頂く。
しばらくすると、ハレの日の定番料理「プロフ」(画像3)が運ばれてきた。これを隣席の同僚とシェアする。
【▼画像3:今回のプロフ】
今回のプロフも、とても美味しかった。
プロフをたいらげたテーブルから、食後のあいさつ(ごちそうさま)のあいさつをして、個々に解散していく。あっさりと終わった。
ウズベキスタンでは、食後のあいさつとして、両手で顔を洗うときのような仕草をする。
【▲画像4:レストラン入口のクリスマスツリーと会場の様子】
主催者の教務課長は、会食が始まっても、玄関前で来場客の出迎えと見送りを続けており、会場に入ることはなかった。
女性が呼ばれないこと、主催者が会食の席にいないことは、そういうものらしい。
会場はクリスマスの装飾で、明るく楽しい雰囲気が演出されている(画像4)。
メリークリスマス!
お誘い頂きまして、ありがとうございました。
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