2023/08/29 Tue
人 生活
UZ032 CHEVROLET
【▲画像1:駐車場に並ぶCHEVROLET】
タシュケントで横断歩道で信号待ちすると、おそらく、外国人観光客は、シボレー(CHEVROLET)のエンブレムがつけた車がとても多いことに気づくであろう。
CHEVROLETはUZで一番人気の自動車メーカー・ブランドであり、ウズオート・モーターズ(UzAuto Moters)で生産・販売されている。
同社はアンディジャン州のアサカに本社工場を構え、GM(General Motors Company)と提携してシボレーの車が生産されている。
同社の前身は、1996年にUZ政府と韓国・大宇が設立した合弁会社「Uz-DaewooAuto」。
1999年に大宇が経営破綻すると、GMとの合弁企業「GM Uzbekistan」となり、シボレーを生産・販売していた。
その後、2019年7月にUZ自動車産業公社(ウズアフトサノアト)がGMの株式を買い取って国有化したことで、現在の社名となった。
UZ国内の乗用車市場の現状は、ウズオート・モーターズがほぼ独占している。
その理由の一つとして、輸入障壁が挙げられる。
UZへの輸入する自動車に対しては高い関税が課され、さらに輸入許可証明書が必要となる。
2020年1月に関税率が引き上げられた。関税率は、車の種類、価格、製造年、エンジン排気量などによって異なる。
輸入許可証明書は3年間有効で、その取得には平均約650万スム(78,715円)がかかる。
※2023年8月28日の為替レート:10000スム≒121.1円
最近、中国の自動車メーカー(BYD、奇瑞汽車、長城汽車など)が、UZの市場に相次いで参入している。
幹線道路で引っ切り無しにCHEVROLETが走り、駐車場でシボレーが整列するUZの光景。
ウズベク人の自動車の好みが変わると、この日常が変化するかもしれない。
【▼画像2:CHEVROLET エンブレムのキーホルダー】
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