JICA海外協力隊の世界日記

書きたくてUZウズ

UZ032 CHEVROLET

【▲画像1:駐車場に並ぶCHEVROLET】

タシュケントで横断歩道で信号待ちすると、おそらく、外国人観光客は、シボレー(CHEVROLET)のエンブレムがつけた車がとても多いことに気づくであろう。

CHEVROLETはUZで一番人気の自動車メーカー・ブランドであり、ウズオート・モーターズ(UzAuto Moters)で生産・販売されている。

同社はアンディジャン州のアサカに本社工場を構え、GM(General Motors Company)と提携してシボレーの車が生産されている。

同社の前身は、1996年にUZ政府と韓国・大宇が設立した合弁会社「Uz-DaewooAuto」。

1999年に大宇が経営破綻すると、GMとの合弁企業「GM Uzbekistan」となり、シボレーを生産・販売していた。

その後、2019年7月にUZ自動車産業公社(ウズアフトサノアト)がGMの株式を買い取って国有化したことで、現在の社名となった。

UZ国内の乗用車市場の現状は、ウズオート・モーターズがほぼ独占している。

その理由の一つとして、輸入障壁が挙げられる。

UZへの輸入する自動車に対しては高い関税が課され、さらに輸入許可証明書が必要となる。

2020年1月に関税率が引き上げられた。関税率は、車の種類、価格、製造年、エンジン排気量などによって異なる。

輸入許可証明書は3年間有効で、その取得には平均約650万スム(78,715円)がかかる。
※2023年8月28日の為替レート:10000スム≒121.1円

最近、中国の自動車メーカー(BYD、奇瑞汽車、長城汽車など)が、UZの市場に相次いで参入している。

幹線道路で引っ切り無しにCHEVROLETが走り、駐車場でシボレーが整列するUZの光景。

ウズベク人の自動車の好みが変わると、この日常が変化するかもしれない。


【▼画像2:CHEVROLET エンブレムのキーホルダー】

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ